特集:生誕110年 映画監督 清水宏 感想・レビュー 2件

せいたんひゃくじゅうねんえいがかんとくしみずひろし

総合評価5点、「特集:生誕110年 映画監督 清水宏」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-07-16

戦前に上演された高田保作「宣伝」(「作者と作者」)のアトリエ公演を見学していて清水宏監督の佳作劇映画「按摩と女」を連想した…。若手演出家の大谷氏はチャップリンの映画愛好家で上記の舞台も無声映画の様なモノトーンの登場人物のキャラが立って居る。チャーリーにとっても笑いこそ政治権力に対する最大の武器で在った様に、清水宏監督の本編も按摩が抱腹絶倒でいて真実の愛を見抜いている。最近、映画「徳一の恋」としてリメイクされる丈の内容を秘めていたんだねー。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-20

小津安二郎監督と並び子どもを描かせたらピカ一!と言う清水宏監督作品集。例えば川端康成の掌篇小説原作の映画<有がたうさん>。バス運転手の軽やかな「有難う」「有難う」と言う声が辻道に谺し、道行く踊り子の娘さんや朝鮮人や乗客との温かな人情味が溢れた傑作♪ジャン-ルノワール監督の幻の名作<ピクニック>の様に詩情豊かな画作りはもう、天才的なんだから!失敗作が無かったという邦画界至宝的な存在だったー。

最終更新日:2018-07-21 16:00:06

広告を非表示にするには