世界の中心で、愛をさけぶ 作品情報

せかいのちゅうしんであいをさけぶ

婚約者である律子が、引っ越しの荷物の中から偶然見つけた1本の古いカセットテープを持って、突然失踪した。彼女の行き先が自分の故郷・四国の木庭子町であることを知った朔太郎は、彼女の後を追って故郷へと向かうが、そこで彼は高校時代のある記憶を辿り始める。それは、初恋の人・亜紀と育んだ淡い恋の想い出。しかし、その亜紀はやがて白血病で倒れ、辛い闘病生活を強いられてしまう。そして、次第に弱っていく彼女を見て、自分の無力さを嘆くしかない朔太郎は、彼女の憧れの地であるオーストラリアへの旅行を決行するのだが、折からの台風に足止めをくらいふたりの願いは叶わず、空港で倒れた亜紀は、その後、還らぬ人となるのだった……。そんなふたりの関係に、実は律子が関わっていた。入院中、朔太郎と亜紀はカセットテープによる交換日記のやり取りをしていたのだが、その受け渡しを手伝っていたのが、亜紀と同じ病院に母親が入院していたまだ小学生の律子で、彼女の失踪もそれを自身で確かめる為だったのである。果たして、亜紀の死やテープを届けていた相手が現在の恋人である朔太郎であったことを知った律子は、自らも事故に遭ったせいで渡せなかった“最後のテープ”を迎えに来た朔太郎に渡す。それから数日後、約束の地・オーストラリアへと向かった朔太郎と律子は、最後のテープに録音されていた亜紀の遺志を叶えるべく、彼女の遺灰を風に飛ばした。

「世界の中心で、愛をさけぶ」の解説

高校時代に死別した恋人との想い出を引きずり続ける青年が、過去を辿る旅を経て、やがて現在の恋人と共に生きていこうとする姿を描いた恋愛ドラマ。監督は「きょうのできごと a day on the planet」の行定勲。片山恭一による同名小説を基に、「ユーリ」の坂元裕二と「Seventh Anniversary」の伊藤ちひろ、行定監督が共同で脚色。撮影を「hana & alice 〈花とアリス〉」の篠田昇が担当している。主演は、「hana & alice 〈花とアリス〉」の大沢たかおと「伝説のワニ ジェイク」の柴咲コウ、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」の長澤まさみ、映画初出演の森山未來。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年5月8日
キャスト 監督行定勲
原作片山恭一
出演大沢たかお 柴咲コウ 長澤まさみ 森山未來 山崎努 宮藤官九郎 津田寛治 高橋一生 菅野莉央 杉本哲太 天海祐希 木内みどり 森田芳光 田中美里 渡辺美里 古畑勝隆 松田一沙 内野謙太 西原亜季 宮崎将 川口真理恵 松本真衣香 寺崎ゆか マギー 中村方隆 岡村洋一 岡元夕紀子 大森南朋 野口雅弘 尾野真千子 市川しんぺー 山崎えり 浅野麻衣子 飯塚園子 堀北真希 津村優月 マーク・ソンダース マイケルロングボトム チャーリー・ブラウン 近藤芳正 草村礼子 ダンディ坂野 長野里美 谷津勲 高橋浩由 横川昌美 斎藤哲也 小林麻耶 樋口佳菜子 鎌田忠雄 本山良宗
配給 東宝
制作国 日本(2004)
上映時間 138分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-07-16

この映画を観た。とても感動した。これは究極のラブストーリーだが、苦しみをどのように乗り越えていくかということのヒントを教えてくれたからだ。愛することは苦しみの連続だ。けれども私はどんなに苦しくても、愛することはやはり素晴らしいことだと信じている。柴咲コウさんは才色兼備の女優さんだ。あまりにも美しい。大好きだ。

最終更新日:2022-09-27 18:57:01

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