ぼくの伯父さん 作品情報

ぼくのおじさん

ジャック・タチが、新しく作りあげた彼独特の喜劇映画

プラスチック工場の社長アルペル氏の新築した邸宅は、モダーンなデザインを凝らし、総ての部分を電化した超モダーン住宅である。しかし肥ったパパとママに育てられ、自動車に乗せられて毎朝学校に通う息子のジェラールにとって、あんまり機能化された生活は楽しいものではない。彼の本当の友達は、ママの兄さんのユロー伯父さんだった。下町のアパートのてっぺんの部屋に住み、丸っこい身体にレインコートを着てパイプをくわえた伯父さんは、彼を連れ出しては自由に遊ばせてくれた。

「ぼくの伯父さん」の解説

クロード・オータン・ララ監督の『乙女の星』で、幻の白い猟人を演じ、『のんき大将 脱線の巻』を自作・自演して1949年ヴェニス映画祭脚本賞と1950年フランス映画大賞を受賞したジャック・タチが、新しく作りあげた彼独特の喜劇映画。ユニークな詩情と、スラップスティックを加味した文明批評と、アヴァンギャルド風の構成をないまぜたこの作品には、例によって台詞がほとんどなく、物語は場面の動きと音楽によって進行する。

シナリオ・脚色・台詞・監督・主演はジャック・タチのワンマン・ショウ。出演者はタチ以外総て素人ばかりで、パパのジャン・ピエール・ゾラ、ママのアドリエンヌ・セルヴァンチ、息子のアラン・ベクールの他、ドミニク・マリ、ベティ・シュナイダー等が出ている。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督・脚本・脚色・出演ジャック・タチ
出演ジャン・ピエール・ゾラ アドリエンヌ・セルヴァンチ アラン・ベクール ドミニク・マリ ベティ・シュナイダー
制作国 フランス=イタリア(1958)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-06-12

本ジャック・タチ監督のノイジーな自動車社会の渋滞のクラッシュ音が街の喧噪を一際掻き鳴らした様な映画が「トラフィック」だった。よくミュージカル映画「ウエスト・サイド物語」のニューヨーク路上のダンシングと競べられる「ラ・ラ・ランド」の冒頭ハイウエイの踊りだが、サウンド感では後に出てくるjazzシーンと呼応して、より現代的なものでクラッシュ音、何だ???本編のユロ伯父さんは「トラフィック」でも至ってマイペースでスピード社会を生き抜いて行く。jazzに、女優に仕事の夢叶える恋人たちの、映画「ラ・ラ・ランド」はこんな喧噪で始まる青春のハートブレイク・コメデイ、二人の成長譚、何だねえ…。


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最終更新日:2018-08-18 00:01:16

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