『トイ・ストーリー』の“おもちゃの世界”、『モンスターズ・インク』の“モンスターの世界”、『ファインディング・ニモ』の“海の中の世界”、『インサイド・ヘッド』の “頭の中の世界”、『リメンバー・ミー』の“死者の世界”など、ユニークでイマジネーションあふれる世界を舞台に数々の感動的な物語を観客に贈り届けてきたディズニー＆ピクサー。そんな彼らが『トイ・ストーリー』制作から 25周年という記念すべき年に贈る最新作、“生まれる前の魂＜ソウル＞の世界”を描く『ソウルフル・ワールド』が、ディズニー公式動画配信サービス ディズニープラスにて 12月25日（金）17時より配信開始となる。
これまでピクサーは誰も見たことがない世界を舞台に描いてきた。誰もが魅了されリアルに感じられる世界を作り上げる上で、ピクサーは主人公以外の背景に“目がいかないこと”が成功の証だという。本作ではジョーと 22番が繰り広げる“人生のきらめき”をめぐる物語に没頭できるよう、まだ誰も見たことがない魂＜ソウル＞の世界を作り上げている。
『トイ・ストーリー』で世界初のフル CG の長編アニメーションを世に送り出したピクサー。映画のストーリーこそが命だという信念の もとに作品作りをしてきたピクサーだが、そうした物語の裏側にあるイマジネーションに溢れる世界観も重要な要素の一つだ。例えば『カールじいさんと空飛ぶ家』では、“家が風船で空を飛ぶ”という物語に違和感が出ないよう、物理学を利用して風船がどのような動きをするか計算して家が空を飛ぶシーンが作られている。そのようにメインのキャラクター以外の背景や周りにある物などが作りこまれているからこそ、ピクサー作品は物語に感情移入できる作品が誕生しているのだ。
ピクサーのアニメーションチームのボビー・ポデスタはアニメーションへのこだわりについて、「魂＜ソウル＞の世界に登場するキャラクターはとても簡単に描かれているように見えるかもしれないですし、細かいところまで誰も見ていないかもしれません。でも、よく見てもらったら新しいテクノロジーが活用されています。すごく難しくて大変な作業でしたが、僕らは皆さんに何も気にせず、何も考えないで作品を見てもらうことが目標なので、観客の目が細かいところまでいかないことこそが成功の証なのです。」と語り、観る人が物語に没頭できるように魂＜ソウル＞の世 界を作り上げたことを明かした。
そんなピクサーが新たに作り出したのは、ジャズ・ミュージシャンになる夢を叶えたい音楽教師“ジョ ー”と、人間に生まれたくない魂＜ソウル＞の女の子“22 番”が、生まれる前の魂＜ソウル＞の世界を舞台に“人生のきらめき” を探す物語だ。物語の舞台となる魂＜ソウル＞の世界は、生まれる前の魂が“人生のきらめき”を見つけて、どんな自分になるかを決める場所。スポーツ、職業、乗り物など、地球にあるものは何でも体験することが出来、“メンター”と呼ばれる生きている間に大 きな功績を残した人の魂の助けを借りながら“人生のきらめき”を見つけることで、魂は人間として生まれることが出来る。ジョーと22 番の物語は、これまでのピクサー作品のように心を打つ感動作になっていること間違いない。ジョーと 22 番が冒険の末に見つける “人生のきらめき”とは何なのか？正反対の 2 人の出会いが起こす奇跡の結末を、ぜひ確かめてほしい。
ピクサーの原点『トイ・ストーリー』（95）では原案を、『モンスターズ・インク』（01）で監督デビュー、『ウォーリー』（08）では脚本原案＆製作総指揮、そして監督作としてアカデミー賞長編アニメーション賞を獲得した『カールじいさんの空飛ぶ家』（09）『インサイド・ヘッド』（15）では世界中に感動の渦を巻き起こすなど、ピクサーの“感動作”には欠かせないピート・ドクター。現在はピクサーのトップ（チーフ・クリエイティブ・オフィサー）となったピート・ドクターが「23 年の歳月をかけて製作した」と言う自信作である本作は、日常の中で＜人生のきらめき＞を見失っているすべての人に贈る、“魂”を揺さぶるファンタジー・アドベンチャー。
ピクサー史上最も” 深い”感動作となる『ソウルフル・ワールド』は 12月25 日（金）17 時よりディズニープラスにて独占配信される。