名作アニメからクライム・エンタテイメント、大人のタブーまで! 2020年下半期、旅行に行けない今だからこそ 映画で“満喫”する北欧特集

名作アニメからクライム・エンタテイメント、大人のタブーまで!  2020年下半期、旅行に行けない今だからこそ 映画で“満喫”する北欧特集
提供:シネマクエスト

9月11日(金)より全国公開される『ソニア ナチスの女スパイ』は実在した第二次世界大戦中のナチス占領下のノルウェーで女優として活躍していた女優を描いたストーリー。

2005年に関連文書が公開され、戦時中のスパイ活動が公表された。スウェーデンの諜報部、そしてナチスドイツからもスパイ活動を強要された実在の女優、ソニア・ヴィーゲット。第二次世界大戦の終結から75年。歴史の裏側に隠された驚愕の真実が明かされる。

ドウェイン・ジョンソン主演の『ヘラクレス』(14)やHBO(R)の海外ドラマ『ウエストワールド』(16)などに出演し、国際的に活躍するイングリッド・ボルゾ・ベルダルがソニア・ヴィーゲットを体当たりの演技で熱演。『ダウンサイズ』(18)のロルフ・ラスゴード、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)のアレクサンダー・シェーア、『プラネタリウム』(16)のダミアン・シャペルなど、ハリウッドで活躍するキャストが脇を固める。監督は、長編『The King of Ping Pong(英題)』(2008)でサンダンス映画祭グランプリを受賞したイェンス・ヨンソン。脚本は『ヒトラーに屈しなかった国王』(16)でノルウェー・アカデミー賞(アマンダ賞)の脚本賞を受賞したハラール・ローセンローヴ=エーグとヤン・トリグヴェ・レイネランドが務める。女優として活躍しながらスパイとしてナチスに潜入した実在の女性を描いた本作は北欧の美しい風景、そして北欧の視点からみた第二次世界大戦を知る事が出来る。人知れずナチスと闘った彼女を待ち受ける運命にきっと驚く事だろう。

北欧といえば、北欧らしい色とりどりの家具や雄大な自然。画面いっぱいに広がる美しい自然の風景や北欧ならではの雰囲気をより楽しむことが出来るのは映画だけ。旅行に行けない今の時期だからこそ、より心にしみる情景がある。また、自身のイメージと違う側面の北欧を映画であれば観る事もできる。

2020年は様々なジャンルの北欧を題材にした映画が公開されるこのタイミングで是非観て頂きたい。北欧好きの方は新たな魅力を、北欧に馴染みが無い人も好きな作品が見つかる事間違いなし!

まずは、現在公開中の『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』(7月17日全国公開)。スウェーデンに住む専業主婦ブリット=マリーは多忙な夫の為に毎日家事をしっかりこなし、それが自分の役割と疑わずに40年生きてきた。ある日夫の長年の浮気を知り、これまでの生活を変えようとスーツケース一つで家を飛び出す。第二の人生に踏み出そうとする、 おひとりさま女性63歳の再出発奮闘記がすべての大人に愛と勇気をもたらすはずだ。
次に、尾田栄一郎氏の国民的人気漫画『ワンピース』のモチーフにもなった、名作アニメ『小さなバイキング ビッケ』(10月2日全国公開予定)。こちらはスウェーデンの作家ルーネル・ヨンソンによる名作児童文学「小さなバイキング」シリーズを描いたCGアニメーション。 主人公・ビッケ役の声は女優の伊藤沙莉さんが担当する事でも注目されています。映画では、原作にはないオリジナルストーリーが紡がれる。

続いて、スウェーデンの歴史的強盗事件を描くクライム・エンタテイメント『ストックホルム・ケース』(11月6日全国公開予定)。誘拐事件や監禁事件などの被害者が犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった、5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基に制作された本作。俳優のみならず脚本家、映画監督、演出家としても多方面で活躍するイーサン・ホークと、『ブルーに生まれついて』のロバート・バドロー監督による再タッグで話題を集めています。

そして、第76回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞、スウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督の最新作『ホモ・サピエンスの涙』(11月20日全国公開予定)。5年ぶりの最新作は、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇。監督のロイ・アンダーソンは、アリ・アスター、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、ダーレン・アロノフスキーなど今を代表する映画監督からも敬愛されている。

他にも、『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』(2月全国公開済)や、『罪と女王』(6月全国公開済)等、公開済の作品も含め様々なジャンルの北欧映画が目白押し。フィンランド、デンマーク、スウェーデン、そしてノルウェー。場所もジャンルもまるっきり違うこれらの作品を観て色々な北欧を感じてみてはいかがだろうか。探求すればするほど新たな魅力が発掘される、北欧映画を是非ともオススメしたい。

“北欧”を堪能する2020年公開作品

■『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』(7月17日全国公開)
監督:ツバ・ノボトニー 出演:ペルニラ・アウグスト、ペーター・ハーバー、アンデシュ・モッスリング、マーリン・レヴァノン 他
https://movies.shochiku.co.jp/bm

■『小さなバイキング ビッケ』(10月2日全国公開予定)
監督:エリック・カズ 出演(日本語吹き替え):伊藤沙莉、三宅健太、前野智昭、和多田美咲、白井悠介 他
https://vic-movie.com


■『ストックホルム・ケース』(11月6日全国公開予定)
監督:ロバート・バドロー 出演:イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス、マーク・ストロング 他
http://www.transformer.co.jp/m/stockholmcase/

■『ホモ・サピエンスの涙』(11月20日全国公開予定)
監督・脚本:ロイ・アンダーソン 出演:マッティン・サーネル、タティアーナ・デローナイ、アンデシュ・ヘルストルム 他
http://www.bitters.co.jp/homosapi

■『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』(2月全国公開済)
監督:クラウス・ハロ 出演:ヘイッキ・ノウシアイネン、ピルヨ・ロンカ、アモス・ブロテルス
https://lastdeal-movie.com

■『罪と女王』(6月全国公開済)
監督:メイ・エル・トーキー 出演:トリーヌ・ディルホム、グスタフ・リン、マグヌス・クレッペル
http://www.at-e.co.jp/film/queen

最終更新日
2020-09-07 12:15:16
提供
シネマクエスト(引用元

広告を非表示にするには