ティル 作品情報

てぃる

ティルのイメージ画像1

1955年、イリノイ州シカゴ。メイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の一人息子エメット、愛称ボボ(ジェイリン・ホール)と穏やかに暮らしていた。ある日、エメットは初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れる。そのとき、飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買ってしまう。1955年8月28日、エメットは白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺され、川に投げ捨てられてしまう。我が子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある行動を実行する。そんな彼女の姿は多くの黒人たちを勇気づけ、大きなセンセーションとなって社会を動かすエネルギーとなっていく……。

「ティル」の解説

アフリカ系アメリカ人の公民権運動を前進させるきっかけとなった1955年のエメット・ティル殺害事件を初めて劇映画化し、各国の映画祭を席巻した伝記ドラマ。一人息子エメットを白人に壮絶なリンチの末に殺害された母メイミーは、ある大胆な行動を起こす。出演は、「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野」のダニエル・デッドワイラー、「天使にラブ・ソングを…」のウーピー・ゴールドバーグ、ドラマ『ブルーザー』のジェイリン・ホール。ウーピー・ゴールドバーグは製作にも参加。

ティルのイメージ画像1 ティルのイメージ画像1 ティルのイメージ画像1

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2023年12月15日
キャスト 監督シノニエ・チュクウ
出演ダニエル・デッドワイラー ウーピー・ゴールドバーグ ジェイリン・ホール ショーン・パトリック・トーマス ジョン・ダグラス・トン プソン ヘイリー・ベネット フランキー・フェイソン
配給 パルコ=ユニバーサル映画
制作国 アメリカ(2022)
年齢制限 PG-12
上映時間 130分
公式サイト https://www.universalpictures.jp/micro/till

(C) 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.

予告編動画

※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-18

人種差別による息子の残虐な殺人事件から立ち上がった実話ベースの母親の生きざまを描いた作品。
本年度ベスト!

鑑賞前にWikipediaで「エメット・ティル」の項目を調べてから鑑賞。
そこにはティルの残虐な殺され方が細かく書かれていて覚悟して鑑賞。
予想していたよりもそのシーンはあっさり表現されていて安心する。

本作はティルの母親のメイミーが、裁判で負けるものの、その後も諦めずにアメリカの法律を動かしたストーリー。

本作で圧巻だったのはティルの母親役を演じたダニエル・デッドワイラーさんの演技。
ティルと一緒の時の幸せそうな演技。
ティルの遺体の前での号泣する演技。
裁判で負けた時の悲壮感漂う演技。
そこから立ち上がる自信に満ち溢れた演技。
どれもが迫真の演技でスクリーンに引き込まれた!

今でもこの様な差別はあるけど、差別の無い世の中が来ることを切望します( ´∀`)

最終更新日:2024-04-28 02:00:12

広告を非表示にするには