いわさきちひろ 27歳の旅立ち 感想・レビュー 7件

いわさきちひろにじゅうななさいのたびだち

総合評価5点、「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-05-17

テレ東で放送された新・美の巨人たち「永遠の傑作!いわさきちひろ『あめのひのおるすばん』」を視聴し本篇の記憶が蘇った。アートを重んじた二人の独自な「結婚誓約書」や花で埋め尽くされた記念日のエピソード等。絵本の創作手法にも迫る

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-12-10

作品は別として、人気の絵本作家で成功をおさめたいわさきちひろの人生そのものは平凡でドラマ化しにくい題材ではないかと想われて来たが、実は違った。満州引き揚げ体験と言う〈傷痕文学〉の題材にも為る様な,見合い結婚の夫や友人との別離の辛い経験が心の瑕として在ったのだった。敗戦後,価値観がコペルニクス的転回を遂げる中、宮沢賢治の詩や写経で何とか生きる希望へと繋ぐ。働きながら絵を学びやがて絵本作家への道程へと身を捧げて行く

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-12-09

以東京芸術座アトリエ公演でちひろのアンデルセン童話の世界の芝居を観た事が在ったが,今回本編の様な若きちひろの人生を画いたちひろ生誕100周年記念の前進座上演〈ちひろ 私、絵と結婚するの〉を見て来た。新聞記者時代から紙芝居作家の童画家へと自立する迄の青春群像劇見たいだ。〈池袋モンパルナス〉界隈の画家たちのデッサン会風景や下宿先のブリキ屋も舞台に登場する。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-09-09

東京ステーションギャラリーで開かれた〈生誕百年画家いわさきちひろ展〉は故・高畑勲監督の監修として紙芝居や絵本構成の映像面にもスポットが充てられていた…。本編に出て来る様な若きちひろの観た映画も「オーケストラの少女」フレッド・アステエア、ジンジャー・ロジャーズ、ジーン・ケリーら出演のミュージカル映画のパンフレット等も初期作品の素描や新聞記者時代の記事とイラストレーションも展示されていた。勿論、可愛らしいクレパス画や水彩画や墨絵や書等も!

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-05-26

女性チャンネルLALAのテレビ放映で久し振りに視聴す。章立てで丁寧に作られた海南友子監督の手造りドキュメンタリー映画だ。いわさきちひろと云う童画家の半生をインタビューと作品で追った絵本創作の秘密に迫る力作!観察力と子育ての中で愛情が込められて行く、いわさきちひろの幸福な作品世界の形象の原点には戦争で喪われた者への面影が在った…。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-08-31

夏休みに東京練馬上井草のいわさきちひろ美術館で高畑勲セレクションのちひろの世界展があった。「あめのひのおるすばん」や「戦火の中の子どもたち」等大きく引伸された絵本の原画画像。其れがどんなにか高畑勲アニメーションに影響を与えた事か。本編でも語られるがあの戦争で生き残った画家の願いが共感を呼ぶ

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

インタビュー&再現ドラマで描かれた画家いわさきちひろの人生ドラマ!満州引き揚げ後の貧困のトリレンマ、後に弁護士・代議士になる松本善明氏との出合い。宣伝美術活動、紙芝居、絵本作家、企業広告と多面的だが、反ベトナム戦争と平和への祈りの「戦火のなかの子どもたち」等一貫した主張は幸せと子どもへの其の愛だった。嘗てTV 番組で山田洋次監督は都内の美術館で一番安らぐ場所に杉並上井草のちひろ美術館を挙げていたー。

最終更新日:2023-12-08 14:50:20

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