敵こそ、我が友 戦犯クラウス・バルビーの3つの人生 感想・レビュー 1件

てきこそわがともせんぱんくらうすばるびーのみっつのじんせい

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P.N.「山河 進」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-09-21

非常によく調査追跡されたドキュメンタリー映画で、強烈な印象を受けました。ニュールンベルグの裁判は東京裁判に比べより公正で徹底したものと、ソ連制作の記録映画を観て信じていましたが違っていました。第二次大戦が終わるや反ナチ戦線での盟友ソ連を敵視する冷戦路線に転換した米国は、国内では反共マッカーシズムをやり、対中国戦を想定して朝鮮、台湾、ベトナムからの武力侵略を試みました。ドイツではホイジンガーら旧ナチ将校が返り咲き、国家基本法を成立させて、軍国主義の道を歩みました。その時期にバルビーらのファシストの生き残りはボリビアへ逃れ、悪事を働いていたのです。その背後にはかつての敵アメリカ帝国主義の保護と支援があった!

最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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