男の紋章 竜虎無情 作品情報

おとこのもんしょうりゅうとらむじょう

母村田きよの仇を討ち、刑務所入りした大島竜次なきあと、大島組は芝浜組に荒らされ、晴子は芝浜に借金のかたに身体を狙われていた。子分の辰、鉄也はいたたまれず芝浜組に殴り込んだ。不意を衝かれた芝浜組は、辰たちに応戦したが、そこへ出所したばかりの竜次が応援にかけつけた。喜ろこぶ辰、鉄也、晴子をよそに、芝浜は竜次を亡きものにしようと企むのだった。父母の墓前で、大島組が芝浜のためにいためつけられたのを知った竜次は、晴子のとめるのも聞かず、芝浜と対決を心に決めた。竜次出所の祝宴の夜、芝浜の子分が竜次を狙った。怒った竜次は、芝浜組に出向き、みえをきった末、借金のかたに身を売ろうとする娘利江を助け出した。竜次は晴子に利江を預けると、父母の菩提寺頼山寺に居をかまえた。その頃、芝浜の賭場が荒された。竜次のさしがねとにらんだ芝浜は、喧嘩支度で乗り込んだが、実は、竜次が服役中、竜次を目の敵とした風来坊虎の仕業であった。やがて昔の子分が竜次のもとに帰って来た。大島組は再建され、いじめぬかれた商人も活気づいた。芝浜との間に小ぜりあいが続くまま正月をむかえた。竜次は、芝浜の迫害を苦に自殺した商人の死に怒激し、芝浜を監禁した。一方芝浜組は、晴子を誘拐して、芝浜と交換を条件に話をもちこんだが、芝浜組はその条件を守らず、鉄也をも刺した。竜次は芝浜組に殴り込みをかけた。だが芝浜のきたないやり口に怒った虎は、芝浜を斬り、晴子を逃がした。虎は、芝浜、大島組を掌中におさめようとする渋沢に利用されていたのだ。虎は竜次の命を狙ってつけまわしていた。もちろん渋沢の命令だ。虎との対決を前に、竜次は晴子と晴れて結婚式をあげた。志賀高原で対決した二人。だが卑怯にも、渋沢はこの二人に討ち手をむけた。怒りにふるえながら、二人は団結して渋沢にたちむかったが、虎は竜次の手を握りながら息をひきとった。

「男の紋章 竜虎無情」の解説

「男の紋章 俺は斬る」の甲斐久尊がシナリオを執筆、「泣かせるぜ」の松尾昭典が監督した“男の紋章”シリーズ第十作目。撮影は「男の紋章・俺は斬る」の萩原憲治。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督松尾昭典
出演高橋英樹 宍戸錠 和泉雅子 小池朝雄 谷村昌彦 清水元 佐々木すみ江 亀山靖博 西尾三枝子 富田仲次郎 柳瀬志郎 田村保 河上信夫 佐々木孝丸 鴨田喜由 山田禅二 宮原徳平 二木草之助 久松洪介 野村隆 英原穣二 三杉健 大庭喜儀 倉田栄三 澄川透
配給 日活
制作国 日本(1966)
上映時間 87分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:51

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