旅情(1955) 感想・レビュー 2件

りょじょう

総合評価4.5点、「旅情(1955)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-07

「旅情」は、ロマンチックな水の都ベニスを舞台に、後に巨匠となるデビッド・リーン監督が、大人の恋を情感あふれる映像で綴った愛の名作だと思う。

名曲「サマー・タイム・イン・ベニス」が終始流れて、旅先での恋という古典的なテーマを、最大限に盛り上げるが、この映画は、解放感に乗じた一時の戯れだけを表面的に描いた物語ではない。

モラルに縛り付けられて、温かい人間性を持たないかに見せる、キャサリン・ヘップバーンと、イヤな奴になりかねない、キザ男のロッサノ・ブラッツィのアンバランスな取り合わせが、美男美女が繰り広げる夢物語ではなく、現実の方向にドラマを傾かせているのである。

そして、真実の愛として悩んだ挙句に、旅行者として、その地を去ることを決意した女主人公の意識の変化が、一本の主軸を成して、一つの人間の在り方を提示してくるのだ。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-02-13

本当にロマンティックな真夏の夜の夢何だね!其れは異国情緒に充ちたアンリ・マチスの絵画の様に居心地の佳いロッキング・チェア…。イタリア男と微妙に擦れ違うアメリカから来たピュアな女ごころをキャサリーン・ヘップバーンが見事に演じたー。美声の男とキャサリーンのハスキー・voice或いは濁声が対比されるがヴェネチアのゴンドラで揺蕩う♦️🎶💃切ない迄のラブ🎆

最終更新日:2023-11-17 16:00:01

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