ベニスに死す 感想・レビュー 9件

べにすにしす

総合評価5点、「ベニスに死す」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-06-28

印象派の絵画やロートレックの娼婦を描いた絵の如くでファーストショットから耽美

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-06-09

コロナ禍で視聴。コレラの流行をひた隠しする観光地ベニスの光と蔭と美神タジオ。美を探究する芸術家の苦悩と道化,友人との議論にも注目

P.N.「RUNA」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-04-21

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

 
 若い頃見た時は二人の関係が謎でしたが、時を経て何回か見直してやっと解りました。私もまた、世間の常識や良識に囚われていたのでしょう!
 タジオもまた惹かれていたのです。ベニスの街で、アッシェンバッハを待つタジオが、家庭教師にうるさく急かされる姿は切なかったです。
 アッシェンバッハと友人の議論は、良識か背徳か、とのアッシェンバッハの心の葛藤だったのです。
 ラストでタジオに友人が怒っているのは、自分に冷たくなってキスを許さなくなったからでしょう。
 そして別れを悲しんで海に向かうタジオ。
 二人の切なさとビスコンティの美意識に支配された心震える不朽の名作です。
 
 

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-03-27

ルキノ・ヴィスコンテイ監督の遺作のmuseラウラ・アントネッリとマルチェロ・マストロヤンニが共演した映画〈悦楽の貴婦人〉も,passionと老いと死と感染症が本作品と共通する主題に沿って開く…デカダンス!

P.N.「タヌキ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-02-29

ビョルンアンデルセンの美しさに尽きます、生涯 観た作品のナンバー1です

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-10-09

本篇の撮影パスクアリーノ・デ・サンテイスが大自然の大地を美事に治めた映画がタニア・ロバーツ主演の〈シーナ〉だった。此方はジョン・ギラーミン監督のentertainmentだがサスペンスフルなパンチが効く🎠

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-06-19

ヴェネチア派の絵画の様に美しいルキノ・ヴィスコンテイ監督作品。NHKBSプレミアムシネマのTV放映で映画「山猫」に続いて視聴する。ガルシア・マルケスの小説の映画化作品「コレラ時代の恋」も又、永遠のプラトニックな恋物語なのを想い浮かべていた…。アンドロギュロスな美少年タジオの風貌は母役のシルヴァーナ・マンガーノの美貌を受け継ぐ。他方、ダーク・ボガード演じる音楽家アッシェンバッハは回想シーンで画かれる若い妻と身内の死の傷痕に苛まれている…。タジオへの想いは其の傷を癒したい希望とも重なっているかの如き印象も受けたー。映画「山猫」でのクラウデア・カルデイナーレ嬢のハスキー声の高笑いと本編に暫し登場する道化師の笑い声のアリアも不思議と呼応する。美に殉教したトーマス・マンの原作を読みたく為った!

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-06-08

トーマス・マンとマーラーとヴィスコンティによる美学と醜悪のデカダンス。アダージョの音楽がアッシェンバッハの葬送曲として全編を覆い、美に殉職した最期を見届ける。この作品のおかげで、ワルターやバーンスタインやテンシュテットに関心と敬愛を捧げることが出来ました。
ドイツ映画(魔の山)は凡作に終わりましたね。せめてこのもう一作をヴィスコンティが映画化してくれたらと惜しまれます。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-09

本編の汽船が煙を吐いて静かに進む冒頭シーンはとても有名。映画評論家・淀川長治氏を唸らせた名場面中の名場面♪美神タジオに惹かれつつ、老音楽家の大家が落ちぶれた道化師の如く変貌して行く…。ヴェネチアの波止場でのエロスとタナトス!!
ルキノ・ヴィスコンテイ監督はトーマス・マンの魔の山やマルセル・プルーストの小説の映画化も夢見たが…。

最終更新日:2023-07-08 16:00:01

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