すべて売り物 作品情報

すべてうりもの

映画の撮影現場。監督のアンジェイ(アンジェイ・ワピツキ)は一人の俳優の到着を待っていた。しかし彼は姿を見せない。他のシーンを撮りながら、一同は彼を待った。仕事が終わると俳優たちはパーティに集まり、ハメをはずして遊園地にくり出した。女優の一人エルジビエタ(エルジビエタ・チゼウスカ)は、相変わらず姿を見せない俳優の妻でもあるが、ある日、エルジビエタは彼の昔の恋人だったベアタ(ベアタ・ティシュキエヴィッチ)とドライヴに出かけ、その途中、ラジオのニュースで彼が列車事故で死んだことを知った。この突然の事故で監督や共演者たちはそれぞれ悲しみを秘めて、彼に関する思い出などを回想するのだった。

「すべて売り物」の解説

アンジェイ・ワイダ監督の代表作「灰とダイヤモンド」で主演しポーランド映画界のスターになり67年に事故死したズビグニエフ・チブルスキへの追悼の意をこめて、彼の生前の友や恋人らが波についての映画を撮ろうとする試み自体を構成した映画。監督・脚本はアンジェイ・ワイダ、撮影はヴィトルド・ソボチンスキ、音楽はアンジェイ・コジンスキが各々担当。出演はベアタ・ティシュキエヴィッチ、エルジビエタ・チゼウスカ、アンジェイ・ワピツキ、ダニエル・オルブリフスキなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1978年9月14日
キャスト 監督アンジェイ・ワイダ
出演ベアタ・ティシュキエヴィッチ エリジビエタ・チゼウスカ アンジェイ・ワピツキ ダニエル・オルブリフスキ
配給 カトル・ド・シネマ
制作国 ポーランド(1968)
上映時間 105分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-01-24

新宿の紀伊國屋ホールで観た本篇,浦山桐郎監督の記念公演付きだったと云う記憶も。ソビエト映画の名画アーカイブで育った世代でも在るのでポーランドの置かれた立場,国民作家としてのアンジェイ・ワイダ作品のインパクトは忘れ難い。本篇は亡き男優への追悼の念から創造されたんだね

最終更新日:2024-02-03 16:00:01

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