ガス燈 感想・レビュー 4件

がすとう

総合評価4.75点、「ガス燈」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-07

「ガス燈」は、殺人事件をめぐるミステリー映画だが、ヒロインのポーラは、イングリッド・バーグマンが常々やりたいと思っていた役だそうだ。

そのためなら、競演のシャルル・ボワイエにタイトル・クレジットのトップを譲ってもいいとまで、考えていたとのことで、それぐらい、この役に執念を燃やしていたんですね。

ポーラは、純粋かつ傷つきやすい性格で、夫役のボワイエの偏執的な陰謀のために、発狂の恐怖に怯えるのだ。

なるほど、女優にしてみれば、こうした複雑な役は、すこぶる魅力的なのだろう。
バーグマンにとっては、新しい役柄へのチャレンジであったのだと思う。

殺された叔母の家で、新婚の居を構えるポーラの、いささかの不安、夫への従属物でしかない、妻の虚しさと怯えなど、大柄なバーグマンの肉体からは、エモーションの大波小波が間段なく伝わってくる。

偽りの結婚と見せかけの幸福-----その仮面の裏の真実を知らないポーラ役のバーグマンは、うっとりするくらいに美しい。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-02-27

ガス燈を観て、とても感動した。ロンドンは私にとってご縁のあったところだ。今から21年前にロンドンのあるプロジェクトに参加させてもらったことがある。そしてその関係は今も続いている。それだけにこの映画もひじょうに興味深かったのだ。これは精神的に追い詰められていくポーラの恐怖と謎を描いているが、あまりにも面白くて、決して飽きさせなかったからだ。素晴らしい作品だと思う。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-15

<パーソナル・ショッパー>をロードショー館で観ていてドン、ドンと天井が音を立てるノイジーなオブセッショナルな場面で本編を思い出した。ジョージ-キューカー監督の本編がイングリット-バーグマンの印象を鮮烈なものにした様に、映画<パーソナル…>はクリステイアン-スチュアート演じるヒロインの黒い下着姿が鮮烈だったー。見終わって今朝、ドン、ドンと言う音で眼が覚めた

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-05-04

若きイングリッド・バーグマンが限り無く美しい作品!モノクロの銀幕スターのシャルル・ボワイエが怪しい役処で出ている…。ヒッチコック監督の<レベッカ><めまい>と言った心理ミステリーに名匠ジョージキューカー監督が取り組んだ映画。

最終更新日:2023-11-17 16:00:01

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