グランドシネマ 坂東玉三郎 日本橋 作品情報

ぐらんどしねまばんどうたまさぶろうにほんばし

大正初期、東京・日本橋。清楚で内気な瀧の家の清葉(高橋惠子)と意地が命の女である稲葉家お孝(坂東玉三郎)は屈指の名妓と言われていた。自分に似たひな人形を託して旅に出て以来行方知れずとなった姉がいた医学士・葛木晋三(松田悟志)は、その人形に似た清葉に姉を重ねて思いを寄せていた。葛木はひなまつりの翌日に清葉へ積年の思いを告げるが、今いる旦那以外に男は持たないと誓いを立てている清葉は彼の思いに応えることはできなかった。傷心の葛木はひなまつりに供えたさざえとはまぐりを投げようと向かった一石橋で偶然お孝と遭遇する。清葉と葛木の事情を知りながら、また腐れ縁の情夫・五十嵐伝吾(永島敏行)がいながら、清葉に対する意地のため自ら葛木に身を委ねるお孝。それぞれの思いを抱えながら二人は馴染みになるが……。

「グランドシネマ 坂東玉三郎 日本橋」の解説

2012年12月に上演された坂東玉三郎特別公演『日本橋』を映画化。歌舞伎役者としてだけでなく近代劇や映画など幅広い分野を手がける坂東玉三郎が、長年に渡り多くの舞台に携わってきた齋藤雅文とともに泉鏡花の名作を演出。日本橋の花柳界を舞台に、正反対の性格の二人の芸者と姉のおもかげを追う医学士、腐れ縁の情夫という4人の男女が織りなす人間模様を、泉鏡花ならではの美しさを大切にしながら描く。意地が命の芸者・お孝を坂東玉三郎が25年ぶりに演じるほか、「カミハテ商店」「花物語」の高橋惠子、「一生の?お願い」「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」の松田悟志、「透光の樹」「サード」の永島敏行らが出演。

泉鏡花の『日本橋』を原作にした坂東玉三郎の特別公演をスクリーンで上映。日本橋の花柳界を舞台に、お孝と清葉の二人の芸者、清葉に姉の姿を重ね合わせる医学士の葛木、お孝の情夫である伝吾と、男女4人の人間模様が繊細なタッチで綴られる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年3月21日
キャスト 監督十河壯吉
原作泉鏡花
出演坂東玉三郎 高橋惠子 松田悟志 藤堂新二 斎藤菜月 江原真二郎 永島敏行
配給 松竹
制作国 日本(2014)
上映時間 146分

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最終更新日:2024-03-26 02:00:10

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