帰って来た極道 作品情報

かえってきたごくどう

破天荒な暴れん坊島村は再び刑務所に戻って来た。刑務所では、ハイカラ政とその部下のゼロセンが勢力を握っていた。日頃二人に痛めつけられていたジョージ、ソロバン、金庫らが、島村の到来を喜んだのも無理はない。島村と政の争う日が、それからすぐ訪れた。だが懲罰を受けたのは島村だった。不公平な裁きに怒った島村は、金庫に命じ看守仁丹と政の関係を握る書類を盗ませた。はたせるかなその書類は、彼らが組んで物資横流しをしている事実を明らかにした。政とゼロセンは島村の暗殺にかかったが、島村の敵ではなかった。だが島村は二人の行為を公にせず、その罪を許した。それから数ヵ月後、島村は出所した。しかし、彼を迎えたのは、昔の天野屋一家ではなく、天誠会傘下の藤岡組が支配する街だった。早速持ち前の強引さでストリップ劇場を乗っ取った島村は、自分をしたって来た政らを統括し、勢力を伸ばしはじめた。その頃、香港へ行っていたみね子も噂をきいて帰って来た。飛ぶ鳥を落すような勢いを持つ島村。だが藤岡組が、黙っているはずはなかった。藤岡は殺し屋を雇って島村を襲わせた。島村は軽傷を負っただけだったが、子分の照男は親分の仇と藤岡を殺してしまった。その頃、島村芸能社企画の歌謡ショーの準備は着々と進んでいた。しかし、天誠会の妨害も日増しに激しくなった。島村の女道子が射殺され、子分の流しが、時限爆弾で殺された。また音楽会場では、殺し屋の銃弾を受けて修が死んだ。忍耐のつきた島村は襲撃装備に怒りを燃やし、命知らずの部下を従え、天誠会に乗り込んだ。機関銃、バズーカ砲、カービン銃の大射撃戦。天誠会幹部は島村の前に次々と倒れていった。

「帰って来た極道」の解説

シナリオは「極道」を共同執筆した鳥居元宏と松本功があたり監督も同じく山下耕作。“極道”シリーズ第二作。撮影は「日本侠客伝 絶縁状」のわし尾元也。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督山下耕作
出演若山富三郎 大木実 清川虹子 時美沙 大信田礼子 石井富子 待田京介 山城新伍 潮健児 志賀勝 北川俊夫 川谷拓三 広瀬義宣 有川正治 関山耕司 汐路章 茶川一郎 疋田圀男 河津清三郎 八名信夫 鈴木金哉 那須伸太朗 遠藤辰雄 丘路千 西田良 船越正雄 高並功 白川浩三郎 穂高稔 白羽大介 永田光男 小田部通麿 天津敏 有馬宏治 小島慶四郎 佐々木松之丞 畑中伶一 阿由葉秀郎 波多野博 村居京之輔 浪花五郎 有馬淳平 江上正伍 小島恵子
配給 東映
制作国 日本(1968)
上映時間 93分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:50

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