舟を編む 作品情報

ふねをあむ

玄武書房という出版社の営業部に勤める馬締光也(松田龍平)は、真面目すぎて職場で少々浮いている。しかし言葉に対する卓越したセンスを持ち合わせていることが評価され、新しい辞書『大渡海(だいとかい)』の編纂を進める辞書編集部に異動となる。今を生きる辞書を目指している『大渡海(だいとかい)』は見出し語が24万語という大規模なもの。曲者ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は作業にのめり込む。ある日、ひょんなことから知り合った女性(宮崎あおい)に一目で恋に落ちた馬締。なんとかして自分の思いを彼女に伝えたいが、なかなかふさわしい言葉が出てこず苦悩する。そんな中、会社の方針が変わり、『大渡海』の完成に暗雲がたちこめる……。

「舟を編む」の解説

2012年本屋大賞で大賞を獲得し、2012年文芸・小説部門で最も販売された三浦しをんの『舟を編む』(光文社・刊)。言葉の海を渡る舟ともいうべき存在の辞書を編集する人々の、言葉と人に対する愛情や挑戦を描いた感動作を、「剥き出しにっぽん」で第29回ぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞、「川の底からこんにちは」が第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待されるなど国内外から評価される石井裕也監督が映画化。言葉に対する抜群のセンスを持ちながら好きな人へ思いを告げる言葉が見つからない若き編集者を「まほろ駅前多田便利軒」の松田龍平が、若き編集者が一目惚れする女性を「ツレがうつになりまして。」の宮崎あおいが演じる。

2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、「ハラがコレなんで」の石井裕也が実写化したドラマ。出版社の営業部で働く馬締は、ひょんなことから辞書の編集部へと異動。個性豊かな編集者たちと作業に励むなか、ある女性に心を奪われる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年4月13日
キャスト 監督石井裕也
原作三浦しをん
出演松田龍平 宮﨑あおい オダギリジョー 黒木華 渡辺美佐子 池脇千鶴 鶴見辰吾 伊佐山ひろ子 八千草薫 小林薫 加藤剛 又吉直樹 麻生久美子 宇野祥平 波岡一喜 森岡龍 斎藤嘉樹
配給 松竹=アスミック・エース
制作国 日本(2013)
上映時間 133分

(C) 2013「舟を編む」製作委員会

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

総合評価:4.69点★★★★☆、13件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-03-29

舟を編むを観て、とても感動した。これは確かに地味なテーマだが、共感できるところがいっぱいあった。そして真面目にちゃんと生きているのがやはり強いということを痛感した。人生はある程度、テキトーなところもあっていい。そうでないとストレスに押し潰されてしまうからだ。だがあまりにも暴走すると、人生は終わってしまう。やはりマイペースでちゃんと生きていくというのがベストだと思う。何か行き詰まった時、この映画を観るのも決して悪くない。素晴らしい作品だ。

最終更新日:2024-03-29 16:00:02

広告を非表示にするには