東京プレイボーイクラブ 作品情報

とうきょうぷれいぼーいくらぶ

東京の場末の繁華街。ひっそり営業しているさびれたサロン“東京プレイボーイクラブ”。スクラップ工場の作業員としてくすぶっていた勝利(大森南朋)は、喧嘩沙汰を起こして地元の町を追い出され、行く当てもなくこの店に身を寄せる。経営者は昔の仲間・成吉(光石研)。店のボーイ、貴弘(淵上泰史)はシケた仕事を持て余しつつ、アパートで恋人のエリ子(臼田あさ美)と同棲中。バイトをクビになったばかりのエリ子は、音楽を聴きながら太宰治の『人間失格』を読んでいた。2人はすでに倦怠期を迎えつつあった。ある時、血の気の多い勝利は、居酒屋で絡んできた若い男をブチのめしてしまうが、相手が悪かった。その相手は、この辺一帯を仕切っているヤクザ三兄弟の末弟、梅造(三浦貴大)だったのだ。成吉は、一緒にいた兄の竹男(赤堀雅秋)に脅され、“せっかく出した店を潰されたくない”という思いから必死に謝る。その情けない姿に苛立ちを隠せない勝利は、夜の路地で竹男を襲い、半殺しにしてしまう。間もなく、成吉を訪ねてヤクザ三兄弟が店を訪れる。凶暴そうな長兄・松ノ介(佐藤佐吉)は、勝利が起こしたトラブルをチャラにする代わりに“ある条件”を出す。それは“女”。成吉は、ハードなSM趣味を持つ松ノ介の相手をする女を提供する必要に迫られる。そして、その生贄に指名されたのがエリ子。いつものつまらない喧嘩だったはずが、それぞれの運命を複雑に絡ませてゆくきっかけとなり、揉め事を何とかしようと動けば動くほど、事態はこじれてゆく。そしていよいよ勝利、成吉、エリ子、それぞれが後戻りできない絶体絶命の状況に立たされる……。

「東京プレイボーイクラブ」の解説

ゆうばりファンタスティック映画祭グランプリの奥田庸介監督が24歳にして放つ劇場用映画デビュー作。東京のさびれたサロンを舞台に、ハンパ者たちの生き様をブラックな笑いとバイオレンスを交えて描く。出演は、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の大森南朋、「あぜ道のダンディ」の光石研、『鈴木先生』の臼田あさ美。

インディーズ界の新鋭、奥田庸介のメジャー・デビュー作となるバイオレンス。住んでいた町にいられなくなり、昔の仲間・成吉を訪ねる勝利。彼が営むサロンで働いて心機一転を図るが、地元を牛耳るヤクザ兄弟の末弟とトラブルを起こしてしまう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年2月4日
キャスト 監督奥田庸介
出演大森南朋 光石研 臼田あさ美 赤堀雅秋 三浦貴大 淵上泰史 佐藤佐吉 本間しげる 森岡龍 浜崎茜 片倉わき 安藤聖 柳俊太郎
配給 スタイルジャム(配給協力 ビターズ・エンド)
制作国 日本(2011)
上映時間 96分

(C) 2011 東京プレイボーイクラブ

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最終更新日:2022-07-26 11:03:31

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