ノルウェイの森 作品情報

のるうぇいのもり

高校時代に親友のキズキ(高良健吾)を自殺で喪ったワタナベ(松山ケンイチ)は、知っている人間が誰もいないところで新しい生活を始めるために東京の大学に行く。そこでワタナベは読み漁っていた本の余白と同じような空っぽな日々を送っていたが、ある日、偶然キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会する。キズキはワタナベにとって唯一の友人だったので、高校時代にはワタナベと直子も一緒によく遊んでいたのだった。それからワタナベと直子はお互いに大切なものを喪った者同士付き合いを深めていき、ワタナベは透き通った目を持つ直子に魅かれていく。そして直子の二十歳の誕生日、二人は夜を共にする。だが、ワタナベの想いが深まれば深まるほど、直子の方の喪失感はより深く大きなものになっていき、結局、直子は京都の療養所に入院することになる。そんな折、ワタナベは大学で、春を迎えて世界に飛び出したばかりの小動物のように瑞々しい女の子・緑(水原希子)と出会う。直子とは会いたくても会えないワタナベは、直子とは対照的な緑と会うようになり、あるとき緑の自宅での食事に招かれて唇を重ねる。それはやさしく穏やかで、何処へいくあてもない口づけだった。機を同じくして、直子から手紙が届き、ワタナベは直子に会いにいけることになる。そこでワタナベは直子の部屋の同居人・レイコ(霧島れいか)のギターによるビートルズの「ノルウェイの森」を聴く。それは、直子が大好きな曲であった。「この曲を聴くと深い森の中で迷っているような気分になるの。どうしてだかわからないけど。一人ぼっちで、寒くて、暗くて、誰も助けに来てくれなくて……。でも、本当にいちばん好きな曲なのよ」「ノルウェイの森」を聴くといつも泣いてしまう直子は、ワタナベがいれば大丈夫と言っていたのだが、それでも結局直子は泣いてしまうのだった……。

「ノルウェイの森」の解説

1987年に刊行された村上春樹の同名ベストセラー小説を「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のトラン・アン・ユン監督が映画化。自殺した親友の恋人と、大学の同窓生との間で揺れ動く青年の姿を描く。出演は「誰かが私にキスをした」の松山ケンイチ、「ナイト・トーキョー・デイ」の菊地凛子、「おにいちゃんのハナビ」の高良健吾、「君へのメロディー」の霧島れいかなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年12月11日
キャスト 監督トラン・アン・ユン
原作村上春樹
出演松山ケンイチ 菊地凛子 水原希子 高良健吾 霧島れいか 初音映莉子 玉山鉄二 柄本時生 糸井重里 細野晴臣 高橋幸宏
配給 東宝(提供 「ノルウェイの森」パートナーズ(アスミック・エース エンタテインメント=フジテレビジョン=講談社=産経新聞社=WOWOW=電通=住友商事)
制作国 日本(2010)
年齢制限 PG-12
上映時間 133分
公式サイト http://www.norway-mori.com/

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ユーザーレビュー

総合評価:3.05点★★★☆、24件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-03-09

ノルウェイの森を観て、とても感動した。私は村上春樹さんの大ファンだ。だからこの映画を観たのだが、やはりひじょうに心地よいと思った。共感できるところがいっぱいあるのだ。水原希子さんが出演されている。水原希子さんは凄い美人でほんとにキュートだ。私は彼女を初めて観た時、完全に悩殺された。それから大ファンになったのだ。大好きだ。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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