アンを探して 作品情報

あんをさがして

2008年夏。カナダでいちばん小さな州、世界でいちばん美しいといわれる島プリンス・エドワードに、17歳の少女・杏里(穂のか)が降り立つ。一緒に来るはずだった亡き祖母・静香(吉行和子)が大切にしていた宝物、それは半世紀前、戦争の傷跡を残す東京で恋をしたカナダ人兵士からもらった「赤毛のアン」だった。そして、祖母が残した古い大学ノートには黄ばんだ灯台の写真と大輪の薔薇の花“ピース”が描かれていた。杏里は密かに祖母の初恋の兵士を探し始める。B&Bの女主人・佐藤マリ(ロザンナ)は、毎日灯台に自転車を走らせる杏里を不思議そうに見守っていた。面倒見がよく溌剌としたマリと、彼女に想いを寄せるちょっと変わった隣人のジェフ(ダニエル・ピロン)は、見知らぬ土地で困惑する杏里を温かく励ます。そんな中、杏里はジェフの息子ライアン(ジョニー・サー)にほのかな想いを抱き始める。そして、杏里の旅も終わりに近づいた頃、兵士探しを諦めかけていた杏里に思いもかけぬ終幕が訪れる。奇跡の薔薇“ピース”の秘密と、灯台の写真がぴったりと重なったのだ……。

「アンを探して」の解説

亡き祖母の初恋の相手を探すためにモンゴメリの小説『赤毛のアン』の舞台、カナダのプリンス・エドワード島を訪れた少女の成長を描く人間ドラマ。監督は、本作が長編デビューとなる宮平貴子。出演は「The Harimaya Bridge はりまや橋」の穂のか、本格的な映画出演は初めてとなるロザンナ、「いけちゃんとぼく」の吉行和子、「ブラニガン」のダニエル・ピロンなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2009年10月31日
キャスト 監督宮平貴子
出演穂のか ロザンナ 吉行和子 ダニエル・ピロン ジョニー・サー 紺野まひる 高部あい
配給 シネカノン=グランジュテ
制作国 日本 カナダ(2009)
上映時間 105分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:33

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