スマイル 聖夜の奇跡 作品情報

すまいるせいやのきせき

タップダンサーを目指して上京したものの、膝の故障で故郷である北海道に帰って来た佐野修平(森山未來)。彼は恋人の山口静華(加藤ローサ)と結婚を望むが、彼女の父親はオーナーを務める少年アイスホッケーチーム「スマイラーズ」を道内大会で優勝に導くという条件を与える。スマイラーズは一度も試合で勝ったことがない弱小チームであり、修平もアイスホッケーのルールさえ知らない素人。静華との仲を裂くための無理難題ともいえるものだった。しかし、修平はあきらめなかった。得意のタップダンスを活かした奇抜な練習と戦略で、選手の少年たちを鍛えていく。そのなかのひとりで、エースの猪谷昌也(綿貫智基)は、同じリンクでフィギュアスケートを練習する少女・篠原礼奈(岡本杏理)を見初める。礼奈と昌也が心を通い合わせるまでに時間は掛らなかった。お互いの練習の合間を縫って、ささやかなデートを重ねる二人。やがて礼奈は、スマイラーズにとってアイドル的な存在になってゆく。クリスマスに開催される大会に向けて、さらなる猛特訓に励む選手たちだが、礼奈は病で倒れてしまった。病名は、急性リンパ性白血病。入院して難病を戦う礼奈を、スマイラーズのメンバー全員で励ます。「お前の病気なんて、俺たちが試合で勝つよりも簡単なことだろ? 弱気なことを言ってんじゃねぇよ!」大会での対戦相手は、強豪サンダーバーズだった。大人と子供ほど実力の違うチームとの試合に、スマイラーズは苦戦して前半戦で大差をつけられる。メンバーを鼓舞させるため、タップダンスで会場中を盛り上げる修平。それでパワーを得た選手たちは、なんとか逆転勝利する。しかし同じ頃、礼奈は天に召されていた。それから20年後、成長した昌也(坂口憲二)はプロアイスホッケー選手となっていた。昌也は、リンクでフィギュアスケートを舞う少女の姿を眺めながら、礼奈との遠い思い出の日々を振り返るのだった。

「スマイル 聖夜の奇跡」の解説

まったくの素人から、少年アイスホッケー・チームの監督となった青年と、そのメンバーの少年の淡い初恋を追ったスポーツと感動のクリスマス・ストーリー。原作・脚本・監督は、前作「ロッカーズ」でも評価を得た俳優の陣内孝則。主演は、「世界の中心で、愛をさけぶ」の森山未來と、「シムソンズ」の加藤ローサ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年12月15日
キャスト 原作陣内孝則
出演森山未來 加藤ローサ 田中好子 谷啓 坂口憲二 高樹沙耶 森久美子 松重豊 モロ師岡 RIKIYA 佐藤二朗 原田夏希 綿貫智基 立花裕大 岡本杏理
配給 東宝
制作国 日本(2007)
上映時間 124分

ユーザーレビュー

総合評価:4.85点★★★★☆、21件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-06-13

この映画を観た。とても夢のあるストーリーでいっぱいパワーを与えてくれる。加藤ローサさんはチャーミングな美人で大好きだ。高樹沙耶さんは昔からテレビでよく観ていたが、魅力的な美人で大好きだった。これは素晴らしい作品だ。

最終更新日:2022-10-18 09:53:25

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