スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006 作品情報

すきーじゃんぷぺあろーどとぅとりのにせんろく

2006年2月開催のトリノ・オリンピックから正式種目となった“スキージャンプ・ペア”。だが、そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった――。そもそもこのとてつもない夢に挑んだのは、北海道工科大学の物理学博士・原田敏文であった。今から10年前、量子力学を専門にしていた原田は、相対性理論と超ひも理論を基礎とした“特殊飛行物体分裂論”、通称・ランデブー理論を発表。当初、学会からはその信憑性に疑問の声もあがったが、96年、マサチューセッツ大学のノーマン・ベイツ博士の実験によってその正しさが立証されると、彼はそれを応用して新競技、スキージャンプ・ペアを編み出し、双子の息子・昭則と道則にその夢を託した。兄弟の血の滲むような努力の甲斐あって、98年には人類初の有人ペア飛行に成功。やがて、世界中のスキージャンパーたちがそれに参戦し、2000年、FIJ(国際スキージャンプ連盟)も正式認可、翌年には第1回ワールドカップ・スキージャンプ・ペアが開催された。勿論、初代優勝者に輝いたのは原田兄弟ペアであった。以後、スキージャンプ・ペアは離れ技などが開発され、芸術性や独創性も採点に加味されるようになっていく。ところが2002年、昭則が交通事故で死亡、絶望のうちに道則もスキージャンプ界から姿を消す。更に2004年には、飛行中のスイスペアが突如消息を絶つと言う”バミューダ事件“が発生し、競技の無期限禁止命令が下ってしまう。しかしその年の暮れには、アスリートやファンの熱意によって競技再開。道則も、高校の後輩の大石とペアを組み復活を果たす。そして2006年2月、トリノ。大勢の観衆が見守る中、初の五輪金メダルに輝いたのは、兄の忘れ形見である甥っ子を使用し、華麗なる飛行を魅せた原田・大石ペアであった。

「スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006」の解説

一組のスキー板をふたり同時に装着し、スキージャンプを行うと言う奇想天外な発想がウケて人気を博したCGアニメ「スキージャンプ・ペア」を基に、競技誕生から五輪参加に至る道のりを擬似ドキュメンタリーの形で描いたコメディ。総監督に「スキージャンプ・ペア|特別版 |」の真島理一郎、監督に『時空警察捜査一課』シリーズの小林正樹があたり、真島総監督の原案を基に真島自身と小林監督が共同で脚本を執筆。主演は、「亡国のイージス AEGIS」の谷原章介と「南極物語」の志賀圭二郎、「戦 IKUSA」の益子和浩・智行兄弟。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年1月28日
キャスト 監督小林正樹
出演政宗一成 池田峻二 森元静磨 小池優喜 野呂田義一 讃良貴志 隈野貞二 永利靖 大森華恵 太田雅也 吉澤天純 岡本朋謙 山本耕大 山本真暖 高田則央 塩田悟司 佐々木里美 Emily Saunders Nic Hoimes Igor Kopytov Eric Nance Jeff Cragg Vicent Cano Renato Caldeira de Oliveir Maria Stroemblad Laura Windrath Geoeg O.P. Eschert 喜多川拓郎 うすいやすたか 前島貴志 飯田浩志 田坂秀樹
出演(声)谷原章介 志賀圭二郎 益子和浩 益子智行 臼田あさ美 大草理乙子 茂木淳一 田幸宏崇 Benjamin Gross Anton Kelle Jarva Martin Fogel Rasmus Embery Justin Leyte James Coenen Manuel Doncel アントニオ猪木 船木和喜 荻原次晴 八木弘和 渡部和彦 ガッツ石松
配給 ファントム・フィルム
制作国 日本(2006)
上映時間 82分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:36

広告を非表示にするには