激流に生きる男(1962) 作品情報

げきりゅうにいきるおとこ

外国航路のブラジル丸が修理のため十日間出港延期になった。その船に乗る筈だった船員槙竜太郎は、自動車に轢かれそうになった利夫という少年を助けた。少年の若く美しい叔母さかえは港のナイトクラブ“サファイア”のマダムだったが、お礼に宿泊所を提供し、竜太郎は臨時のバーテンとして働くことになった。その日、黒岩興行の幹部達がやってきて、店を一千万円で譲れと脅迫したが竜太郎に迫払われてしまった。翌日、黒岩はショウの踊子を全部引き抜いた。港の悪からサファイアを守ろうと決心した竜太郎は、マネジャー佐野が黒岩とグルだということをあばいた。その夜、彼の前に黒いサングラスの男が現れ、低い声で言った。「お前は元ボクサーの黒須だな。弟をその右パンチで殺したんだ。」--ウェルター級だった竜太郎は一年前、暴力団から八百長試合を命じられたが従わなかったため、ヤクザに襲われた。前田というチンピラを殴り殺してしまった竜太郎は、正当防衛だったが苦悩し、過去を忘れるために、名も槙と変えて船員になったのだった。彼は前田の兄に心から詑びたが前田は許さなかった。翌日サファイアの客の靖子に、黒岩の黒幕を紹介されて竜太郎は驚いた。三日前銭湯で意気投合した風変りな親父、丸金という港一番の金融業者で靖子の父だったからだ。彼もサファイア買取を東京から頼まれ、黒岩に任せたのだが、黒岩は間に入って儲けようとしていた。店に戻ると翌日出港するという通知が来ていた。竜太郎は丸金に窮状を訴えた。彼の心意気に感じた丸金が手を引いたため、黒岩の陰謀は泡と消えた。その夜ジムで会いたいという前田の電話に、単身出かけた彼は大勢に囲まれた。黒岩の罠だった。その時銃声が起り黒岩は倒れた。前田が射ったのだ。過去を忘れ、恋人晴美との未来に生きるため縛についた前田。竜太郎も、さかえへの慕情を断ち切るかのように、夜明けの波止場を後にした。

「激流に生きる男(1962)」の解説

「抜き射ち風来坊」の山崎巌と「大森林に向って立つ」の吉田憲二、「黒い傷あとのブルース(1961 野村孝)」の野村孝が共同で脚本を執筆。野村孝が監督したアクションもの。撮影は「さようならの季節」の横山実。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督野村孝
出演高橋英樹 二谷英明 吉永小百合 笹森礼子 白木マリ 滝沢修 下絛正巳 波多野憲 佐野浅夫 上野山功一 深江章喜 江木俊夫 水川国也 田畑善彦 久遠利三 紀原土耕 小泉郁之助 光沢でんすけ 和田悦子 河瀬正敏 藤沢健男 時照明 立川博 式田賢一
配給 日活
制作国 日本(1962)
上映時間 84分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:52

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