続・サラリーマン忠臣蔵 作品情報

ぞくさらりーまんちゅうしんぐら

貸ビルの一室を借りて大石商事は発足した。赤穂産業からも同志の社員が続々と参加、もとエレベーターガール堀部安子も加わり、その数は四十七名に達した。社長大石良雄はア、マン紹介の特許を売りこむため、天野化学の肥後常務を、才子の経営するクラブに接待した。だがヌラリクラリで一向にラチがあかない。大石はそこでもとタイピストの軽子が働いているのを見て驚いた。軽子は夫の早野寛平が定五郎殺人事件未遂で起訴され、やむなく浮草稼業をしているのだった。商談が成功せず、給料も払えぬ苦境に陥った大石は、自分の邸宅を売払い、妻の律子を実家へ帰してしまった。自分は寺岡の下宿に転がりこんだ。息子の力は、小奈美との恋に邪魔が入り悩んでいた。小奈美の父大野常務のたくらみで、吉良の親戚上杉家との縁談が進められていたのだ。商工会議所にまで手をのばした吉良の妨害で商談はすべて失敗、大石商事は苦境のどん底にあえいだ。寺岡は肥後が軽子に惚れているのに目をつけ、軽子に肥後の言うことを聞くよう頼んだ。軽子は夫ある身、聞き入れるわけにはいかない。同じアパートにいる才子は、ひたむきに会社を心配する寺岡に心をひかれた。最後の道は、天野化学社長・天野義平にじか談判することだっだ。意外、天野は即座に契約を取りかわした。肥後は吉良の秘書伴内に買収され、今までの商談を取りついでいなかったのだ。会社の成績は急上昇した。大石は赤穂産業株の買占めにかかった。十二月十四日、雪の降る日だった。大石は社員一同をそばや「山科」に集合させた。赤穂産業の株主総会にのりこみ、吉良社長の退陣を迫る本心をうちあけた。株主総会は大荒れとなった。「山」と「川」の合言葉で攻防を展開する大石の作戦は遂に吉良を押しまくった。大石商事は赤穂産業と合併、大石は専務に返り咲いた。

「続・サラリーマン忠臣蔵」の解説

「サラリーマン忠臣蔵」の続篇で、脚本・笠原良三、監督・杉江敏男、撮影・完倉泰一と前作と同じスタッフ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督杉江敏男
出演森繁久彌 久慈あさみ 夏木陽介 新珠三千代 東野英治郎 加東大介 坪内美詠子 有島一郎 三橋達也 団令子 小林桂樹 宝田明 司葉子 山茶花究 三船敏郎 志村喬 草笛光子 左卜全 南道郎 河津清三郎 中島そのみ 藤木悠 江原達怡 児玉清 沢村いき雄 八波むと志 小杉義男 柳家金語楼 塩沢とき 園田あゆみ
配給 東宝
制作国 日本(1961)
上映時間 109分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:52

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