瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと 作品情報

せとうちじゃくちょうきゅうじゅうきゅうねんいきておもうこと

大正・昭和・平成・令和と4つの時代を生きた寂聴が語る“恋愛”、“創作”、“家族”、そして“波乱万丈の人生”とは……。死の直前まで月刊誌、新聞の連載をこなす“現役”作家であり、2020年1月まで行っていた、月一回の法話に全国から人が押し寄せる“最長寿の国民的アイドル”でもあった。駆け落ち、不倫、三角関係など、自らの体験を私小説の形で次々と発表し、世間のバッシングに晒されながらも、女流作家として不動の地位を確立。51歳のときに出家して以来、僧侶、作家の2つの顔を持つ。いつまでも恋心を持って生きる。女性であることを忘れず、人生を楽しむ。彼女の“生き様”は、不寛容な空気が充満しつつある現代社会で、人間の生命力とは何かを強く感じさせてくれるものであり、“いかに生き、老いていけばいいのか”というヒントにもなるはずだ。高齢化社会を生きる現代人に向けて、大きなメッセージともなるに違いない。

「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」の解説

2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴に17年間密着したドキュメンタリー。大正・昭和・平成・令和と4つの時代を生き、自らの体験を私小説の形で次々と発表。51歳のときに出家して以来、僧侶、作家の2つの顔を持つ寂聴が、その生き様を語る。監督は、2015年にATP賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞したNHKスペシャル『いのち 瀬戸内寂聴 密着500日』を手掛けるなど、テレビドキュメンタリーのディレクターとして長年活躍してきた中村裕。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年5月27日
キャスト 監督中村裕
出演瀬戸内寂聴
配給 KADOKAWA
制作国 日本(2022)
上映時間 96分

(C)2022「瀬戸内寂聴 99 年生きて思うこと」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4.5点★★★★☆、2件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-06-15

この映画を観て、とても感動した。私は瀬戸内寂聴さんの大ファンだ。何年か前に、京都で瀬戸内寂聴さんのお話を直接聴いている。もちろん瀬戸内寂聴さんの本は色々と読ませて頂いた。これはドキュメンタリーだが、何よりも瀬戸内寂聴さんの前向きな生き方が伝わってくると思った。私は瀬戸内寂聴さんは映画だけでなく、テレビでも本でも、直接に出会った時の印象とまったくと言っていいほど、変わらないと感じている。そんなありのままの瀬戸内寂聴さんの生き方が私は大好きなのだ。

最終更新日:2023-05-07 02:00:08

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