彼らは生きていた 作品情報
かれらはいきていた
第一次世界大戦の記録映像を修復しカラー化
1914年、第一次世界大戦が始まった。その時、誰もがこれがそれまで人類が経験した事がない大戦争になるとは思っていなかった。イギリスでは志願兵が殺到し、19歳に満たない若者たちは年齢をごまかし、採用する側もそれを知りながら彼らを入隊させた。6週間ほどの訓練の後、彼らは西部戦線の塹壕に送られた。そこで見たのは多くの死体だった。悪夢のような塹壕での日々が始まる。
「彼らは生きていた」の解説
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られるピーター・ジャクソン監督が、イギリスの帝国戦争博物館に所蔵されていた映像資料を修復し、彩色して作り上げたドキュメンタリー。足りないコマを作り、色をつけ、音声を足す事により、100年前の人々を現在も生きているかのように再現した。ただし描かれるのは、戦争に参加した歩兵の視点だ。開戦の報を聞くと男たちは高揚感に包まれ、兵士に志願するが、戦場に着くなり彼らは現実を見る事になる。戦場では画面はモノクロからカラーに変わり、戦いに対するロマンは消え、生き残るのもただの運に思える。何のための戦いかもわからず、わからないまま戦争は終わる。人は戦争では、自分や家族のためでもない事に命を賭ける不可思議な動物という事を感じるだろう。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2020年1月25日 |
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キャスト | 監督:ピーター・ジャクソン |
配給 | アンプラグド |
制作国 | イギリス=ニュージーランド(2018) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 99分 |
公式サイト | http://kareraha.com/ |
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予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-02
大英帝国軍と独逸軍との激戦,兵士同士の血みどろな戦い,軈てどちらともなく奇妙な友情が生まれて来る,兵器の高度化された技術と破壊力の前に消耗され尽くすのは唯唯ばらばらに砕かれた肉片と化した人間・人間・人間…。無意味な戦争だったと云う共通認識が生まれて何時まで続くか知れない戦争状態の終結を望むー。帰郷した時,襤褸巾同然の兵士等は「一体何処へ行ってたんだね」との村人の声に愕然とする!