ある町の高い煙突 作品情報

あるまちのたかいえんとつ

日立鉱山の大煙突にまつわるストーリー

ある町の高い煙突のイメージ画像1
ある町の高い煙突のイメージ画像2

1910年。茨城県久慈郡入四間の地主の家に生まれ育った関根三郎は、隣村の日立鉱山による煙害が発生している事を知る。村の権力者である祖父・兵馬は事態を重く見て鉱山会社へ掛け合いに行くが、補償するので煙害は我慢するよう一方的に言われてしまう。受験を控えた三郎を心配する兵馬は、30年前に村長として採掘権を許可したのは自分だと告げるが、その5日後に亡くなってしまう。三郎は祖父の遺志を継ぎ、進学も外交官になる夢も捨てて煙害に立ち向かう事を決意する。

「ある町の高い煙突」の解説

本作のモデルになったのは、茨城県日立市の日立鉱山。終戦後、銅の精製が盛んになっていった同市では、同時に硫黄や亜硫酸ガスを含む排煙が近隣の町へどんどん広がっていったという。周辺の山林や農作物への被害は甚大。そこで考えられたのが、タイトルにもなっている“大煙突”だった。コンクリートの強度、施工方法など、一筋縄ではいかないプロジェクトだった事が、映画から見て取れる。原作は、昭和の文豪・新田次郎の同名小説。メガホンをとったのは、『天心』など茨城県をベースに映画作りをしている松村克弥。キャストには、吉川晃司や仲代達矢といったビッグネームも名を連ねるが、地元住民からも出演者を募るなど、地域密着の作品でもある。

ある町の高い煙突のイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年6月22日
キャスト 監督・脚本松村克弥
原作新田次郎
出演井手麻渡 渡辺大 小島梨里杏 吉川晃司 仲代達矢 大和田伸也 小林綾子 渡辺裕之 六平直政 伊嵜充則 石井正則 螢雪次朗
ナレーション阿川佐和子
配給 エレファントハウス、Kムーブ
制作国 日本(2019)
上映時間 130分
公式サイト https://www.takaientotsu.jp/

(C)2019 Kムーブ

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:4.5点★★★★☆、22件の投稿があります。

P.N.「ハウス」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2020-05-07

私は新田次郎さんの小説が大好きで、なかでも「ある町の高い煙突」は20代の若かりし頃に読んだのですが60代になる今でも忘れられない一書でした。公害問題に苦しみ、真正面から立ち向かい、加害者側と被害者側が敵対する事よりも協力し合って、高い壁を乗り越えるさまは煙突の高さに勝るものだったのではないでしょうか。映画化される事を知った時は本当に嬉しかったです。映画館で観る事はできませんでしたが、この度DVDが発売される事を知り、早速注文!!届いて直ぐに観ました!!主人公を取り巻く俳優さんたちが名優ばかりで、中でも吉川晃司さんは存在感が凄いなと!!内容的には2時間ちょっとの時間に収めるには、どうしても難しいと感じました。原作があまりにも素晴らしいからでしょう。ですが、映画化してくださつた事を大変嬉しく、感謝しています。もう一度原作を読んで見ようと思っています。有り難うございました。

最終更新日:2020-05-12 16:00:09

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