カタプタリ 風の村の伝説 作品情報

かたぷたりかぜのむらのでんせつ

1972年、ネパールの山間の村。牛に引かれた荷車が峠を越えてやってくる。乗っているのは人形芝居の座長クリシュナと民族衣装を着た女性ラディカ。村では祭りが開かれていた。そこへ、カトマンズから両親と共に帰省していた6歳の少年ラメスが、祖母マヤに連れられて姿を現す。その一角で、クリシュナとラディカが人形芝居を披露していた。ラディカから風車を買ったラメスだが、子供たちと遊んでいる間に川に流されてしまう。泣きながら家に帰ったラメスは、納屋でマヤと同じ民族衣装を着た少女ニサと出会う。風車の話を聞いたニサは、ラメスを慰め、2人は楽しく踊って一夜を過ごすのだった。それから8年。中学生になったラメスは、病で寝込んだマヤを見舞うため、再び村を訪れる。川岸でニサと再会するが、受験を控えて神経質になっていたラメスは、怒り出してしまう。悲しげに別れを告げて去るニサ。そして、マヤが亡くなる。さらに30年後。結婚して家族を持ち、建築家として活躍するラメスは、喘息に苦しむ息子スラジュの転地療養も兼ねて、妻と共に村へやって来た。そこでラメスは、昔出会った人形芝居のクリシュナとラディカ、少女ニサのことを幼なじみに尋ねるが……。

「カタプタリ 風の村の伝説」の解説

ネパール史上初めて日本人監督が手掛けた中編映画。ネパールの農村文化や伝統的な町並み保存活動などを交えつつ、山から下りてきた妖精と少年の長年に渡る交流を綴ったファンタジー。「カトマンズに散る花」の伊藤敏朗が、脚本兼任で監督を務めた。出演は「カトマンズに散る花」のガネス・マン・ララ。

ネパール映画研究者である伊藤敏朗が、日本人監督として初めてネパール映画を製作したファンタジー。山奥の小さな村に住む祖母マヤを訪ねてカトマンズからやってきた少年ラメスは、人形芝居の一座に姿を変えた神の山の妖精に出会い交流を深める。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年4月23日
キャスト 監督伊藤敏朗
出演ミティラ・サルマ ガネス・マン・ラマ マヤ・プラダハン カンガン・ラマ アブヒナ・グルン
配給 Film Creation Nepal Pvt.Ltd.(提供:フィルム・クリエーション・ネパール)
制作国 ネパール(2008)
上映時間 51分
公式サイト http://film-creation-nepal.com/shirish/shirish_kathputali.html

予告編動画

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最終更新日:2022-07-26 11:03:24

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