息を殺して 作品情報

いきをころして

東京オリンピックを約2年後に控えた2017年12月30日。ゴミ処理工場に一匹の犬が迷い込む。事務のタニちゃん(谷口蘭)は、犬を探すが見つからない。夜勤を終えたケン(稲葉雄介)は、この日非番のゴウ(嶺豪一)とテレビゲームをしている。足立さん(足立智充)は帰ろうとせず、ヤナさん(原田浩二)は新年の飾り付けに勤しんでいる。しかし、彼らは皆、同じような問題を抱えていた。妊娠、不倫、家族、戦争で死んだ友達……。そんな中、足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんは、既に死んだはずの元工場長の父親(あらい汎)が、この場所にいるのではないかと感じ始める……。

「息を殺して」の解説

ゴミ処理工場で働く人々の姿を通して社会を風刺したドラマ。監督の五十嵐耕平は、諏訪敦彦や黒沢清に師事し、大学在学中に制作した「夜来風雨の声」が韓国の映画祭“シネマ・デジタル・ソウル2008”で評価された新鋭。出演は「恋につきもの」の谷口蘭。東京藝術大学大学院映像研究科映画学科の第八期修了制作作品。

黒沢清らに師事し処女長篇「夜来風雨の声」が海外で高評価を得た新鋭による人間ドラマ。憲法改正により国防軍がつくられた、オリンピックを間近に控える2017年12月30日の東京。とあるゴミ処理工場では、従業員らが各々の苦悩を抱え過ごしていた。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年6月20日
キャスト 監督五十嵐耕平
出演谷口蘭 稲葉雄介 嶺豪一 足立智充 原田浩二 稲垣雄基 田中里奈 あらい汎 のぼ
配給 NOVO
制作国 日本(2014)
上映時間 85分

(C)2014 東京藝術大学大学院映像研究科

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最終更新日:2022-07-26 11:03:25

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