王の涙 イ・サンの決断 作品情報

おおのなみだいさんのけつだん

宮廷内の最大派閥・老論派の策謀により、祖父である先代王・英祖によって父・思悼世子を殺された李朝第22代国王イ・サン(ヒョンビン)は、即位後も絶えず暗殺の危険にさらされていた。心を許せる家臣はただひとり、少年の頃からイ・サンに一途に仕えてきた宦官のカプス(チョン・ジェヨン)だけであった。一方、英祖の後妃でイ・サンよりわずか7歳年上の義理の祖母、貞純王后(ハン・ジミン)は、民の飢饉や夫の喪中など意に介さぬ贅沢三昧。老論最高首長の座に飽き足らず、権力の頂点を求めイ・サン失脚を狙っていた。理想の治世を実現するため、イ・サンが老論派の排除に動き始める中、老論派はある男を通じ当代一の刺客ウルス(チョ・ジョンソク)を使って王暗殺を企てる。ウルスは、愛する女官ウォレ(チョン・ウンチェ)との幸せを夢見て、自由になるための唯一の手段としてイ・サン暗殺を引き受けたのだった。そんな中、明らかになるカプスの秘められた悲しい過去。そして1777年7月28日。容赦なき刺客が王に襲い掛かった……。

「王の涙 イ・サンの決断」の解説

李朝第22代国王イ・サンの知られざる史実をモチーフに、理想の世を夢見ながらも暗殺の脅威に怯えていた若き王を、真に偉大なる王へと変えた運命の24時間を描く歴史ドラマ。監督は『インフルエンス』のイ・ジェギュ。出演は「愛してる、愛してない」のヒョンビン、「さまよう刃」のチョン・ジェヨン、「観相師 かんそうし」のチョ・ジョンソク。

TVドラマ化もされたスリリングな歴史劇。李朝の名君を、除隊後初出演となる実力派スターのヒョンビンが繊細に演じる。王に即位後も、暗殺の危機にさらされ続けるイ・サンに、その失脚を狙う宮廷内の最大派閥が放つ、最強の刺客の魔の手が伸びる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年12月26日
キャスト 監督イ・ジェギュ
出演ヒョンビン チョン・ジェヨン チョ・ジョンソク チョ・ジェヒョン ハン・ジミン キム・ソンリョン パク・ソンウン チョン・ウンチェ ソン・ヨンチャン イ・ドギョン
配給 ツイン
制作国 韓国(2014)
年齢制限 PG-12
上映時間 137分

(C)2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「ミスチーフ・J」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2015-01-07

陰謀渦巻く王宮の泥々したサスペンス。タルい部分のない緊張感が魅せる。だが、歴史物の要の「なんでここまでして、この王様を暗殺したがるのか」が、あまり伝わってこない。あえて言うなら「名君になりそう」だが、映画の主人公像からは、そこまでの脅威を感じなかった。

最終更新日:2022-07-26 11:03:26

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