ウォールデン 作品情報

うぉーるでん

ナチスによって故郷リトアニアを追われ、アメリカに亡命したジョナス・メカスは、刺激的な60年代のニューヨークで、詩人、映画作家、映画批評家、アンダーグラウンド映画上映のオルガナイザーとして多方面に活躍した。彼が1964年から1969年に撮影した映像が時系列に並列された本作は、メカスの個人的な記録でありながら、1960年代のニューヨークのアートシーンのポートレートでもある。アンディ・ウォーホルと彼の“ファクトリー”のメンバーたちによるパーティーや、ギンズバーグらビートニクの詩人たちによるリーディングの様子、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド結成時のライブ映像、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの“ベッド・イン”など、歴史的な瞬間の貴重な記録が多数収録されている。

「ウォールデン」の解説

60年代のニューヨークで詩人、映画作家、映画批評家など多方面に活躍したジョナス・メカスが1964年から69年に撮影した日記映画。アンディ・ウォーホル、アレン・ギンズバーグ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの“ベッド・イン”など貴重な映像で当時のアートシーンを描き出す。16ミリ。日本では、2013年11月23日からリール1・2・3(合計90分)を「第一部」、12月4日からリール4・5・6(合計90分)を「第二部」とし、分割デジタル上映された。

アメリカのインディペンデント界を牽引し続ける映像作家、ジョナス・メカスの代表作である“日記映画”の後篇。彼が捉えてきた、貴重な60年代のアート、音楽、文学といった各カルチャーを代表する人物や歴史的瞬間が、次々に映し出されてゆく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年11月23日
キャスト 監督ジョナス・メカス
出演ジョナス・メカス P・アダムス・シトニー スタン・ブラッケージ アレン・ギンズバーグ アンディ・ウォーホル ジャック・スミス リチャード・フォアマン
配給 ダゲレオ出版
制作国 アメリカ(1969)
上映時間 180分

(C)Jonas Mekas

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-11-07

プライベートフィルム日記の本篇は慌ただしく目まぐるしいドキュラマ映画〈営倉〉の延長線上にも在るのだろう。恋人を舐める様に凝視した冒頭からコマ落としの瞬時に映像が移ろう結婚式場でのダンスシーン,クライマックスのジョン・レノン&オノ・ヨーコの貴重なベットでの記者会見等其の全篇に漂うビデオ・インスタレーションのJ.メカス監督の謳うタッチのポエジーが忘れられ無い

最終更新日:2023-05-31 02:00:08

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