海底から来た女 作品情報
かいていからきたおんな
石原慎太郎の『鱶女』を映画化
敏夫はヨット・ファラオン号で走り疲れた体を入江に横たえ、崖の上でハーモニカを吹いていた。それを聞いていた小説家の堤は、敏夫のヨットに乗っていた美しい黒髪の少女のことを彼に聞いた。少女と同船したおぼえのない敏夫は、堤の頭がオカシイのではないかと思った。その夜は嵐で海が荒れた。翌朝、敏夫はヨットをみにいくと、黒髪の少女が全裸で生魚をかじっていた。彼が近づくと少女は海中に飛びこみ、姿を消した。村の新作青年が鱶に食い殺されるという怪事件が起った。彼の家では三代つづいて息子が奇禍に会い、その時には必ず不思議な女が現われるという。その夜、敏夫のベッドに血のついたシャツで身体を隠した例の少女が現われた。
「海底から来た女」の解説
海辺に結ばれた少女と少年の神秘的な恋を描いた石原慎太郎の『鱶女』を映画化したもの。原作者自身と蔵原弓弧が脚色、「爆薬に火をつけろ」の蔵原惟繕が監督、「世界を賭ける恋」の山崎善弘が撮影をそれぞれ担当した。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:蔵原惟繕
出演:川地民夫 水谷貞雄 武藤章生 |
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制作国 | 日本(1959) |
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