四畳半色の濡衣 作品情報
よじょうはんいろのぬれぎぬ
一人の娼婦と青年医師の恋を描く
昭和七年。夏のある日、遊廓の並ぶこの界隈には、ひどく不似合いな洋装の娘が、旭楼に訪ねてきた。その娘は、朝子といって年齢は十八。旭楼の主人夫婦、源造とみねは、久しぶりの上玉なので、六百円の現金を手渡した。朝子はその金をすぐに電信為替で、ある病院に送った。旭楼には年齢順に、政江、宮子、はな、たみ、久子、ふみ子、ゆきという女郎がいる。年かさの連中にいじめられながら耐えに耐え、やがて朝子は、水揚げされた。ある日、久子とケンカして階段を転げ落ちた朝子は、かつぎこまれた近くの杉山病院で、そこの跡取りの若い医師・昭彦の治療を受けた。朝子が退院して間もなくのこと、病弱のゆきが喀血した。
「四畳半色の濡衣」の解説
さまざまな娼婦たちのエピソードをちりばめながら、一人の娼婦と青年医師の恋を描く。野坂昭如の同名小説の映画化で脚本は阿部桂一と片岡修二の共同執筆、監督は「おんな6丁目 蜜の味」の向井寛、撮影も同作の鈴木史郎が各々担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:向井寛
出演:美保純 村嶋修 ひし美ゆり子 谷川みゆき |
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制作国 | 日本(1983) |
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