上京ものがたり 作品情報

じょうきょうものがたり

美大に通うため、田舎から上京した菜都美(北乃きい)は、憧れていた東京での暮らしをスタートさせるが、家賃を払うのに精一杯の毎日を過ごしていた。そんな中、大学の友達から時給のいいバイトとしてキャバクラを紹介され、背に腹はかえられないとホステスとして働きに出ることになる。やがて、菜都美は店で出会った良介(池松壮亮)と一緒に暮らし始めるが、良介は定職につかずいつもごろごろしているプー太郎。拾ってきた猫の病院代に8万ものお金を平気で使い「命のほうが大事じゃないか」と言うようなヤツだった。菜都美は、働かない良介に徐々に苛立たしさが募ってくる。しかもどこへ行っても現実は厳しく、毎晩バイト先でセクハラにさらされる菜都美は顔面神経麻痺になってしまう。子どもの頃から大好きだった絵も美大での成績は最下位。菜都美は上京したことを後悔し始めていたが、ある日、キャバクラの先輩ホステス、吹雪(瀬戸朝香)と娘の沙希(谷花音)が、菜都美の絵を気に入ってくれる。吹雪の「最下位には最下位の戦い方があると思う」という言葉に勇気づけられた菜都美は、自分なりの戦い方で絵の道に進むことを決心し、毎日のように出版社へ自分の絵を売り込み始めるのだった。やがて、念願の本が出版されることになった菜都美は、東京に出てきた頃、何も言わずにずっと東京の愚痴を聞いてくれていたのは良介だったと気付く……。

「上京ものがたり」の解説

「女の子ものがたり」に続き、森岡利行監督が再び漫画家・西原理恵子作品に挑んだ青春ドラマ。絵の道を目指して上京した女性が、様々な人との出会いと別れを通して大人になっていく姿を描く。出演は「武士道シックスティーン」の北乃きい、「横道世之介」の池松壮亮、「今日、恋をはじめます」の木村文乃、「六月の蛇」の黒沢あすか、「大鹿村騒動記」の岸部一徳、「とらばいゆ」の瀬戸朝香。

人気漫画家・西原理恵子による自伝的小説を北乃きい主演で映画化。東京に憧れ美大に通うために上京した菜都美。成績は最下位、生活費を稼ぐためキャバクラで働き、同棲相手は定職につかないなど、うまくいかない毎日で夢を見失いかけていたが……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年8月24日
キャスト 監督森岡利行
原作西原理恵子
出演北乃きい 池松壮亮 谷花音 木村文乃 黒沢あすか 岸部一徳 瀬戸朝香 松尾諭 井村空美 荒井萌 高山侑子 森田亜紀 趣里 梶沼萌花
配給 ファントム・フィルム
制作国 日本(2012)
上映時間 109分

(C)2012西原理恵子・小学館/「上京ものがたり」製作委員会

ユーザーレビュー

総合評価:3.5点★★★☆、2件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-06-14

私がこの映画を観たのは西原理恵子さんにとても関心があったからだ。だから共感できるところが多く、感動した。またテレビドラマを観て、気になっていた瀬戸朝香さんが出演されていたが、凄い美人で大好きだった。

最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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