花咲く風 作品情報

はなさくかぜ

北条誠の原作から川島雄三が監督した作品

美樹は雨の日に車で送って貰った中年紳士石狩に心を動かし、これに近づこうとした。彼女は井上商事なる小会社のタイピスト兼渉外係だが、美貌で嬌慢な娘。同社の青年社員滝本だけが煙たい存在だった。小唄の師匠をして病父を養い、政界の黒幕浜村の誘惑をこばみ続ける美樹の姉紀子は、父清造の盛んだった頃その下で働いた石狩とは初恋の間柄である。清造が破産と同時に、彼は紀子を捨てて片山証券へ走り、辣腕で専務にのし上ったが、吉野鉱業の破産を種にボロ儲けを企み、それに紀子の弟子になっている浜村を利用しようとしていた。一方、井上商事は片山証券と提携をもくろんでいる。紀子のおさらいの会にこれらの人は一堂に会した。

「花咲く風」の解説

製作は「ひばり姫初夢道中」の杉山茂樹、脚本もこの作品の八柱利雄が受持って北条誠の原作を脚色している。監督は「学生社長」の川島雄三、撮影は「娘はかく抗議する」の竹野治夫。出演者の顔ぶれは「わが母に罪ありや」の紙京子、市川春代、「芸者ワルツ」の龍崎一郎、「若奥様一番勝負」の幾野道子、「情火」、の大木実と夏川大二郎、「ひばり姫初夢道中」の堺駿二と神楽坂はん子など。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督川島雄三
出演富本民平 幾野道子 紙京子 夏川大二郎
制作国 日本(1953)

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「花咲く風」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2016-02-12 16:11:45

広告を非表示にするには