ニッポンの、みせものやさん 作品情報

にっぽんのみせものやさん

かつてはいろいろなお祭りや縁日で目にした“見世物小屋”。へび女、人間ポンプ、タコ娘、ロクロ首、オートバイサーカス……。最盛期には数百を数えたという見世物小屋の最後の一軒と言われる大寅興行社は、今でも旅を続けて日本全国を回っている。目的地に着けば材木をトラックから下ろし、一座全員で仮設の小屋の設営に取り掛かる。犬や猿やヘビも一座の一員のようだ。見世物小屋の名物とも言える看板が掛かり、夜になると興行が始まる。小屋に明かりが灯り、客寄せの口上が場を盛り上げる。太夫と呼ばれる出演者たちの出番がくる。次々と小屋に吸い込まれてゆく怖いもの見たさのお客たち。普段は垣間見ることのできない見世物小屋一座の旅から旅への生活と歴史。大寅興行社の歴史を物語る数々のモノクロ写真や仮設小屋の模型。昔、見世物小屋を営んでいた人たちも訪ねてきて、昔話に花が咲く。以前は日本中どこでも見られた見世物小屋の風景が、今、消え去ろうとしている。また今日も、小屋を畳んで、荷物をトラックに載せて次の旅に出かける。見世物小屋がそこにあったという人々の記憶とともに……。

「ニッポンの、みせものやさん」の解説

各地のお祭りの呼び物として、最盛期には日本全国で数百を数えた見世物小屋。その最後の1軒と言われる大寅興行社の生活と歴史を収めたドキュメンタリー。お化け屋敷のアルバイトをきっかけに見世物小屋一座と出会い、共に旅するようになった奥谷洋一郎監督が、10年に渡る交流を踏まえて、一座の暮らしと人情を見つめる。

日本最後の見世物小屋・大寅興行社に「ソレイユのこどもたち」の奥谷洋一郎が完全密着したドキュメント。へび女にはじまり、人間ポンプにロクロ首など好奇心をくすぐる見世物小屋など、普段見ることのできない一座の旅や生活、そして歴史を映し出す。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年12月8日
キャスト 監督奥谷洋一郎
配給 スリーピン
制作国 日本(2012)
上映時間 90分
公式サイト http://www.dokutani.com/

(C) 2012 Yoichiro Okutani All Rights Reserved.

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最終更新日:2024-01-06 02:00:07

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