理想の出産 作品情報

りそうのしゅっさん

パリ。数ヵ月前、バルバラ(ルイーズ・ブルゴワン)はレンタルビデオ店で店長のニコラ(ピオ・マルマイ)を見かけたことから、ニコラのボス、トニ(ティエリー・フレモン)の後押しもあり、二人は情熱的な恋に落ち、すぐに同棲を開始。やがてバルバラの妊娠が判明する。だがニコラは映画監督志望のフリーター、バルバラは大学院で哲学の博士課程中の身であった。経済的に不安定な二人が親になることに、バルバラの母クレール(ジョジアーヌ・バラスコ)は違和感を覚えるが、ニコラの母は孫の報せに大喜び。出産予定日は3月5日で、皮肉にもバルバラの博士論文も3月が締め切りだった。その出来次第で助教授の椅子が用意される大チャンスだが、激しいつわりに襲われホルモンバランスの乱れのせいでバルバラの感情は急降下。さらに定期健診、赤ちゃん用品の買い出し、母親教室参加と落ち着いて論文を書く暇もない。そんな中、ニコラは映画監督の夢を諦め、サラリーマンになることを決意、子育て向きの部屋への引越しも決まる。破水から始まったバルバラの出産は過酷だったが、陣痛に耐えて玉のような女の子を無事出産。バルバラとニコラは涙を流して喜ぶのだった。娘はバルバラの希望通り、レアと名付けられ、新居で3人の生活が始まるが、レアはバルバラに似て、よく泣き、夜は寝ない性格だった。育児書を何冊読んでも対応策は見つからず、バルバラの生活は荒れる一方で、コーヒーを飲んだり、服を着替える余裕もない。睡眠不足のために始めた添い寝のせいで、セックスもご無沙汰だ。そんなある日、ストレス解消と夫婦仲修復のために、ベビークラブにレアを預け、二人はバカンスへと出掛る。開放感から久しぶりに恋人気分を取り戻すが、それも一瞬のことだった。子供が生まれたら幸せな家族になれると幻想を抱いていたバルバラとニコラであったが、現実の夫婦関係はボロボロ、子供は泣き止まず手がかかるばかり。挫折続きで自信を失ったバルバラは、以前にも増して完璧な母親を目指し、育児にのめり込んでいく。しかし、そんな彼女にニコラは、思わず不満を爆発させてしまう……。

「理想の出産」の解説

エリエット・アベカシスの自伝的小説を基に、フランスの新鋭レミ・ブザンソン監督が映画化。初めての妊娠、出産に悪戦苦闘する夫婦の姿を描く。出演は「アデル ファラオと復活の秘策」のルイーズ・ブルゴワン、「彼女の彼は、彼女」のジョジアーヌ・バラスコ、「黄色い星の子供たち」のティエリー・フレモン。

ミステリー作家エリエット・アベカシスが自身の妊娠・出産の経験を基に描いたベストセラー小説を映画化。バルバラはレンタルビデオ店で出会ったニコラと恋に落ち、ほどなくして妊娠する。しかし二人とも経済的に不安定で、それぞれに夢があった。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年12月22日
キャスト 監督レミ・ブザンソン
原作エリエット・アベカシス
出演ルイーズ・ブルゴワン ピオ・マルマイ ジョジアーヌ・バラスコ ティエリー・フレモン
配給 アニープラネット
制作国 フランス(2011)
年齢制限 R-18
上映時間 107分

(C)2011 MANDARIN CINEMA-GAUMONT-RANCE 2 CINEMA-SCOPE PICTURES-RTBF

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「理想の出産」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:29

広告を非表示にするには