銀座っ子物語 作品情報

ぎんざっこものがたり

長男の一郎は元レスリングの選手権保持者で今はスポーツ連盟事務所の主事、次男の雄二はアメリカンフットボールの選手で紡績会社のサービスステーションに勤務、三男の修三は学生ボクシングライト級のチャンピオン。だが父親清吉は、誰一人家業の呉服屋をつぎそうもないのに不満だった。もっとも近所の評判は大変で、娘たちは三人のうち誰でもいいから結婚したいとモーションをかける。家に同居している親戚の娘セツ子や喫茶店の娘桃子も同様なのだが、三人は相手にしない。三人が三人とも絶世の美人に会って一目惚れしてしまったのだ。その問題の女性は千加美である。雄二は彼女を試合に招待したがミスを重ね、まず失格の線が濃くなった。修三もボクシングの試合に招いたが、彼女に気をとられているうちにパンチをくいKOされてしまった。一郎もご同様である。母校でコーチをしている所へ千加美を誘いこれも失敗。父の清吉の遊びぐせが治らないのに意を決した母のきくが家出をした。その原因が千加美が注文した着物をバーのマダムにやってしまったからだと聞いた三人は、父を土蔵に監禁した。だが敵もさるもの、こっそり裏窓から逃げ出してまたバー通い。ある時、清吉がヨタ者に因縁をつけられた。急を聞いて駈けつけた三人。大乱闘の末、三人はブタ箱入り。千加美が彼らをひき取りにやって来た。彼女の一郎への態度から雄二と修三は千加美を一郎にゆずることにした。雄二はセツ子、修三は桃子の許へ駈けつけるのだった。

「銀座っ子物語」の解説

笠原良三・井上海次の共同脚本を、「第六の容疑者」の井上海次が監督した、スポーツマン三兄弟を中心に描く明朗編。撮影は「鎮花祭」の中川芳久。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督井上梅次
出演中村鴈治郎 三益愛子 川崎敬三 川口浩 本郷功次郎 大山健二 若尾文子 清川玉枝 野添ひとみ 江波杏子 森川信 角梨枝子 紺野ユカ 若松和子 矢島ひろ子 宮川和子 田中三津子 三保まりこ 十朱久雄 安部徹 谷謙一 武江義雄 成田昇二 有川雄 網中一郎 仲村隆 篠崎一豊 水村晃 花布辰男
配給 大映
制作国 日本(1961)
上映時間 94分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「銀座っ子物語」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:52

広告を非表示にするには