苦役列車 作品情報

くえきれっしゃ

1986年。中学校を卒業して以来、孤独な日々を過ごしていた北町貫多(森山未來)は、19歳の今、日雇い労働で稼いだ金をあっという間に酒と風俗に費やすようなその日暮らしをしていた。ある日、職場に専門学校生の日下部正二(高良健吾)が入ってくる。一緒に過ごすうちに、貫多にとって日下部は初めて友達といえるかもしれない存在になる。そんな中、古本屋に立ち寄った貫多は店番をしていた桜井康子(前田敦子)に一目惚れをする。日下部の後押しにより貫多はどうにか康子と友達になる。しかし友達という存在に慣れていない不器用で屈折した貫多の態度により、3人の間に亀裂が生じる……。

「苦役列車」の解説

第144回芥川賞を受賞した西村賢太の同名私小説(新潮文庫刊)を、「マイ・バック・ページ」「天然コケッコー」の山下敦弘監督が映画化。中学卒業以後孤独に過ごしてきた19歳の肉体労働者の、屈折しもがきながら生きる様子を綴る青春ドラマ。鬱屈したその日暮しを送る主人公に「モテキ」「セイジ 陸の魚」の森山未來、主人公が初めて友情らしきものを抱く同僚を「軽蔑」「白夜行」の高良健吾、主人公が一目惚れするヒロインを「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の前田敦子が演じる。脚本は「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」を監督したいまおかしんじ。スチャダラパー のSHINCOによるアップビートな音楽が作品を彩る。

西村賢太の芥川賞受賞作を「マイ・バック・ページ」などの山下敦弘監督が実写化したドラマ。恵まれない環境で生まれ育ち、ひねくれた性格になってしまった青年・貫多。日雇い労働で生計を立てていた彼は、同僚の正二と友情めいたものを育むが……。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年7月14日
キャスト 監督山下敦弘
原作西村賢太
出演森山未來 高良健吾 前田敦子 マキタスポーツ 田口トモロヲ
配給 東映
制作国 日本(2012)
上映時間 113分

(C) 2012「苦役列車」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4.29点★★★★☆、8件の投稿があります。

P.N.「ぱらぽ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2013-02-18

「こんな人間にはなりたくないなぁ~」と思ったけど…何故かラストの彼の後ろ姿は、いとおしく感じました。森山未來さんの演技は素晴らしかったと思います。特に食事のシーンは“本能”で生きてる主人公を強調していて良かった!私はいい作品だと思います。

最終更新日:2022-07-26 11:03:30

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