アッシャー家の末裔 作品情報

あっしゃーけのまつえい

ジャン・エプスタンの1928年作品

不気味な燐光と、妖気の様な霧と、じめじめとした人気の絶えた沼地と、アッシャーの館はその中に一つ取り残された様に立っていた。その荒れ果てた姿はなにかしら人を憂鬱にするのであった。館の中ではアッシャーの最後の血をつぐ当主ロデリックが妻のメードラインをモデルとして毎日その肖像を描いていた。妻の肖像を描くというのはアッシャーの代々の慣わしであった。そして肖像が生の姿を得れば得る程、その描かれる人物は衰弱して行くのである。ある日、それは秋の夕ぐれであった。ロデリックを訪ねて友人がこの館に来た。久方ぶりでこの館に笑声があった。が、それも束の間で再びロデリックに画筆を手にする衝動が来た。

「アッシャー家の末裔」の解説

「滴たる血潮」の前半及び「蒙古の獅子」の監督者であるジャン・エプスタン氏の新しい作品で、エドガー・アラン・ポーの諸作よりモチーフを得て自ら脚色そして監督製作したものである。主なる出演者はアベル・ガンス夫人であるマルグリット・ガンス夫人、ジャン・ドビュクール氏、シャルル・ラミイ氏の三人である。(無声)(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督ジャン・エプスタン
出演マルグリット・ガンス ジャン・ドビュクール シャルル・ラミイ
制作国 フランス(1928)

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最終更新日:2022-04-01 00:01:01

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