新しき土 作品情報

あたらしきつち

原節子、16歳。75年ぶりにスクリーン上映。

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欧州留学を終え、ドイツ人女性ジャーナリストと共に帰国した青年・輝雄は、一途に待ちわびていた許婚の光子と、その父・巌に温かく迎えられる。しかし、西洋の文化に馴染んだ輝雄は、許婚という日本的な慣習に反発を覚えて悩む。輝雄の変化に気付いて絶望した光子は、花嫁衣装を胸に抱き、噴煙を上げる険しい山に一人で登り始める……。

「新しき土」の解説

日本発の国際合作映画であり、山岳映画で知られるドイツの巨匠アーノルド・ファンクと、伊丹万作が共同監督。1937年に日本国内はもとより、世界各国で公開されて大ヒットした『新しき土』。デビューして間もない原節子が主役を務め、洋装、和装、セーラー服、剣士服、さらには水着姿も披露。全編にわたって若き原節子の瑞々しい魅力があふれ、銀幕の大スターの出世作となった。また、円谷英二が国内初となる本格的な特殊撮影(スクリーン・プロセス撮影)を手掛けている。本作は、アーノルド・ファンクと伊丹万作の共同監督作品だが、脚本は同一ながら、同タイトルで“日独版”と“日英版”の異なるヴァージョンのフィルムが作られ、当時並行して公開された。日独版はファンク監督が、日英版は伊丹監督がそれぞれ責任監督・編集にあたったとされている。公開後は次第に日独版がスタンダードな作品とみなされている。(作品資料より)

新しき土のイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年4月7日
キャスト 監督・脚本アーノルド・ファンク 伊丹万作
出演原節子 小杉勇 早川雪洲 ルート・エヴェラー 英百合子 中村吉治 高木永二 市川春代
配給 T&K テレフィルム
制作国 日本=ドイツ(1937)
上映時間 106分

(C)Matthias Fanck

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-01-15

NHKTVの人気番組〈ファミリー・ヒストリー〉の「堺正章の回」に父で映画俳優の若き堺駿二がエキストラで本編に出ていた事が取り上げられていた,傍役の喜劇役者に徹した其の生涯の一齣でも在ったんだ!?

最終更新日:2020-11-02 00:01:05

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