エロス+虐殺 作品情報

えろすぷらすぎゃくさつ

吉田喜重が監督した愛と憎しみの人間ドラマ

一人の若い女性に束帯永子のインタビューが続く「大正十二年関東大震災のさなかに大杉栄と共に虐殺された伊藤野枝、その忘れ形見、魔子さんですね」だが若い女は首を振って答えなかった。(一九六九年三月三日)ホテルのベッドに裸で横たわる永子に畝間が愛撫をくりかえすが、永子の眼は醒めきっている。(大正五年春三月)風に舞う桜の花びらの中を、大杉栄と伊藤野枝が歩いている。二人の肩に散る桜の花は、大杉には同志幸徳秋水らが殺された暗く冷たい春を、野枝には青鞜の運動に感動し、故郷をあとにして新橋駅に降りたった十八歳の春を想い起させた。辻潤をたよって上京した野枝は青鞜社に平賀明子を訪ね、編集部員として採用された。

「エロス+虐殺」の解説

「さらば夏の光」に引き続き、山田正弘と吉田喜重が脚本を共同執筆し、吉田喜重が監督した愛と憎しみの人間ドラマ。現代音楽の一柳慧が担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督吉田喜重
出演岡田茉莉子 細川俊之 楠侑子 高橋悦史 稲野和子 八木昌子 新橋耐子 松枝錦治 坂口芳貞
制作国 日本(1970)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-05-29

本篇フランソワ・トリュフォー監督が影響を受けた邦画の一本の吉田喜重監督作品。本篇シナリオライターの山田正弘が書いた連続TVmysteryが林美智子主演の〈火曜日の女・花は見ていた!〉。地井武男、佐藤友美、山田吾一等当時の若々しいキャストも見もの。モンタージュ合成写真の映像から始まる日常の中の危機

最終更新日:2020-06-03 16:00:10

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