シネマ歌舞伎 高野聖 作品情報

しねまかぶきこうやひじり

修行僧の宗朝(中村獅童)は、飛騨から信濃へ抜ける山道で道に迷い、日も暮れた頃に孤家にたどり着く。この家に住むのは妖艶で気高い女(坂東玉三郎)と、女が養っている次郎、そして親仁(中村歌六)の三人。一夜の宿を乞う宗朝を女は一度拒むが、思い直してその願いを聞き届けると、人が変わったように優しく接し始める。女の案内に従い、宗朝が谷川で体をぬぐっていると、女が背中を流し始め、自らも着物を脱いで寄り添ってくる。宗朝は慌てて女の手を振り払い、川から上がるのだった。女の色気に迷い煩悩の思いが沸き起こる一方、夜更けに鳥や獣たちが女のもとに集う只ならぬ様子に恐れ慄き、宗朝は一心に経文を唱えて心を静めるが……。

「シネマ歌舞伎 高野聖」の解説

泉鏡花原作の演目を、シネマ歌舞伎用に新たに舞台上で撮影。勧進の旅をする信仰心篤い若い僧と、魔性と聖性の二面性を持つ女のやりとりから、恐ろしくも美しい世界が描き出される。出演は「わが心の歌舞伎座」の坂東玉三郎、「ハードロマンチッカー」の中村獅童、「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」の中村歌六。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年3月17日
キャスト 原作泉鏡花
出演坂東玉三郎 中村獅童 中村歌六
配給 松竹
制作国 日本(2011)
上映時間 89分

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最終更新日:2023-11-24 02:00:06

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