エンディングノート 作品情報

えんでぃんぐのーと

2009年、東京。熱血営業マンとして高度経済成長期に会社を支え駆け抜けた「段取り命」のサラリーマン・砂田知昭は、67歳で40年以上勤めた会社を退職、第二の人生を歩み始めた矢先、毎年受けていた健康診断でガンが発覚する。すでにステージ4まで進んでおり、残される家族のため、そして人生の総括のため、彼が最後のプロジェクトとして課したのは「自らの死の段取り」と、その集大成ともいえる“エンディングノート”の作成だった。やがてガン発覚から半年後、急に訪れた最期。果たして彼は人生最大の一大プロジェクトを無事に成し遂げることができたのか。そして残された家族は……。

「エンディングノート」の解説

病と向き合い、最後の日まで前向きに生きようとする父と家族の姿を、娘・砂田麻美が記録したドキュメンタリー。プロデュースを「奇跡」の是枝裕和、音楽を「サヨナラCOLOR」のハナレグミが担当。膨大な映像記録から“家族の生と死”という深淵なテーマを軽快なタッチで描き出す。

“段取り”重視の熱血営業マンとして働き、定年退職を迎えた直後に胃ガンが発覚した父親。そんな彼が死に至るまでの“段取り”を的確に進める姿を、娘である砂田麻美監督が追いかけたドキュメンタリー。是枝裕和監督が、プロデューサーを担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年10月1日
キャスト 監督砂田麻美
出演砂田知昭
配給 ビターズ・エンド
制作国 日本(2011)
上映時間 89分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-04-12

フランスの劇映画〈92歳のパリジェンヌ〉をスター・チャンネルでTV視聴していたら、前に吉祥寺バウスシネマで観た本編の事が甦って来た…。サンドリーヌ・ボネールが出ていた上記作品は本編のケースの癌告知後の行動とは違う尊厳死を巡る重いテーマがドラマの主軸だったが…。ドキュネンタリーの本編の方は有終の美を飾るプログラミングの大仕事に宣告された父親本人が取り組む大奮闘が感動を呼んだんだ。笑い有り哀しみ有りと映画館は観客と共に一喜一憂したんだ。かなり混み合っていてね。今、当映画館が閉館されて無いのが寂しいけれど?

最終更新日:2022-07-26 11:03:31

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