ふゆの獣 作品情報
ふゆのけもの
ぜんぶ本当。もどかしい涙、怒りの衝動、とてつもない孤独。
ユカコは同じ職場で働くシゲヒサと付き合っているが、最近、シゲヒサの浮気を疑っている。精神的に不安定になり、駅の地下道で倒れたユカコを介抱したのは、同じ職場で働くノボルだった。ノボルはアルバイトのサエコに恋し自分の気持ちを伝えるが、シゲヒサと密会を繰り返していたサエコは、ノボルを同僚以上には見ていなかった。地下道で介抱したことをきっかけに、ユカコとノボルはお互いの事を語り合う。そして、ひとつの狭い部屋で、4人が顔を合わせる機会が訪れる……。
「ふゆの獣」の解説
男ふたりと女ふたり。登場人物はたった4人。人は誰でも、傷つきたくない。当たり障りのない会話やぎこちない態度で相手の真意を探り、安心の拠りどころを見つけようとする。しかし一旦その歯車が狂ったとき、彼らはうろたえ、泣き叫び、感情を露わにしてぶつかり合う。嫉妬とエゴが表面化し、修復できないまでに関係が壊れたとき…。本作は、むきだしの本能が行き着く先をスクリーンに鼓動させる。監督は『えてがみ』『かざあな』で数多くの賞を受賞、本作が長編劇映画2作目となる内田伸輝。脚本は作られず、プロットとキーとなるセリフだけで、演技は即興で行われた。流される涙、怒りの衝動、とてつもない孤独…すべてが人間のほんとうの姿でもある。第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞。映画史上最も暴力的で、最も美しい恋愛映画が誕生した。(作品資料より)
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年7月2日 |
---|---|
キャスト |
監督:内田伸輝
出演:加藤めぐみ 佐藤博行 高木公介 前川桃子 |
配給 | マコトヤ |
制作国 | 日本(2010) |
上映時間 | 92分 |
(C)映像工房NOBU
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「ふゆの獣」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。