幸せの太鼓を響かせて INCLUSION 作品情報

しあわせのたいこをひびかせていんくるーじょん

長崎県雲仙市。ここに年間130回ほどの公演をこなす知的障がい者によるプロの太鼓グループ「瑞宝太鼓」のメンバーが暮らしている。団長の岩本さんは知的障がいがあったが為に、7歳の時に施設に預けられた。その施設には当時、岩本さんが所属していた光太鼓というチームが今もある。岩本さんは、彼らの中から「瑞宝太鼓」の新しいメンバーが出ることを願って指導をしている。現在の岩本さんの住まいは雲仙岳を臨む里にある小さな民間のアパート。訓練センターで知り合った奥さんの朋子さん、4歳になる一人息子の裕樹くんと3人で暮らしている。瑞宝太鼓のメンバーは、太鼓を打つことが仕事。ある日、世界中で活躍している太皷表現師の時勝矢さんが、彼らの指導をしてくれることになった。時勝矢さんはメンバーに楽譜を持ってきた。楽譜を初めてみたメンバーに対して、時勝矢さんは、口唱歌で指導をしていく。口でリズムを刻み、練習をするメンバー。時勝矢さんは「瑞宝太鼓」のために『漸進打波』という新曲を書き下ろしてくれた。そんな中、岩本さんは一家3人で、岩本さんの母・富美枝さんのいる三重へ向かう。幼い頃別れて以来、20年ぶりに会ったのは2人の結婚式だった。以来、5年ぶりに会うのだ。飛行機と列車を乗り継いで、三重に到着。裕樹君は初めておばあちゃんに会った。兄弟の家族も集まった。別れの時、富美枝さんは、岩本さん一家が乗ったフェリーが見えなくなっても、しばらく手を振り続けていた。やがて、ついに新曲『漸進打波』を初披露する東京公演がやってきた。東京、草月ホール。東京で演奏するのは初めてだ。果たして演奏は成功するのだろうか……。

「幸せの太鼓を響かせて INCLUSION」の解説

知的障がいを乗り越え、全国2位に輝いた「瑞宝太鼓」のメンバーとその家族たちの姿を追ったドキュメンタリー。監督は「TOKYO JOEマフィアを売った男」の小栗謙一。ナレーションを「スープ・オペラ」の萩原聖人が担当する。

年に130回もの公演をこなす知的障害者たちによるプロの和太鼓チーム“瑞宝太鼓”。そのリーダーである岩本友広を筆頭に、プロの音楽家として自立し、施設ではなく地域社会に溶け込みながら暮らしている彼らの姿を記録したドキュメンタリー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年5月28日
キャスト 監督小栗謙一
出演時勝矢一路 瑞宝太鼓
配給 ableの会=ムヴィオラ
制作国 日本(2011)
上映時間 106分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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