シネマ歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』 作品情報
しねまかぶきおおえどりびんぐでっど
宮藤官九郎が歌舞伎に挑戦! 江戸に出没した“ぞんび”たち、“はけん”として低賃金で働かされて…
時は江戸時代。夫を亡くしたお葉は、くさやの名産地・新島から江戸に出て来て、くさやの商いを始める。その頃、新島ではくさや汁を浴びて死体が甦り、“ぞんび”となる事件が起きていた。お葉に想いを寄せていた半助は、彼女を追って江戸に出て来るが、“ぞんび”を連れて来ていた。危険な作業も平気な“ぞんび”を人間の代わりに“はけん”として働かせる人材派遣会社を始めた半助。お葉と一緒に暮らし始め、商売も大繁盛するが…。
「シネマ歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』」の解説
平成21年12月、歌舞伎座のさよなら公演として上演された新作歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』をHD高性能カメラで撮影した本作。作・演出を宮藤官九郎が手掛けた本作は「これが歌舞伎座のさよなら公演?」と驚いてしまうような、ぶっ飛んだ作品。なんと言っても、登場人物の多くは、半分体が腐ったような“ぞんび”で、“ぞんび”たちはマイケル・ジャクソンの「スリラー」ばりにダンスを踊るのだ。しかし、作品からは歌舞伎役者たちが、自由にこの新しい歌舞伎を楽しんでいる雰囲気が伝わって来る。坂東三津五郎のぞんび姿など、さすがの芸他者ぶり。安い賃金で取り替え自由、死人のように働かされる“派遣労働者”問題への風刺も盛り込み、新しい歌舞伎に挑戦した意欲作だ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2015年8月29日 |
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キャスト |
作・演出:宮藤官九郎
特殊メイク:西村喜廣 出演:市川染五郎 中村七之助 中村勘三郎 中村福助 中村橋之助 中村勘太郎 中村扇雀 坂東三津五郎 坂東彌十郎 中村獅童 市川猿弥 井之上隆志 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2010) |
(C)松竹株式会社
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