日本一の色男 作品情報

にっぽんいちのいろおとこ

厳粛なる女学校の卒業式でツイストを踊り出した音楽教師の光等、即刻クビの宣言となったのはもちろんだ。学校を飛び出た光はローズ化粧品のセールスマンにもぐりこみ、セールスNO1の丸子に喰い下ってお得意を紹介しろと頼む。光の図々しさに呆れた丸子は自分が手古ずった女政治家のコチを紹介するが、光は見事三万円のセットで五万円頂戴し、その晩には女史が夫の権田原に薦めた二号の芸者雪桜をも難なく攻略。翌日は雪桜の張り合っているバーのマダム春子の店に行き、彼女の本当のパトロン、大東生命の高取社長を聞き出しホステス達の化粧品代を支払わせた。高取がナオミというチャームスクールの生徒を可愛がっていると聞いた光は講師に化けて彼女に近づくが、ライバルのチェリー堂と契約を結んでいる校長の道江に見破られてしまった。だが、大東生命ビルの新築を知るや高取を訪ね、ビルの一部をチャームスクールにして道江を校長に、ナオミを副校長にと口説いた。高取は早速その気になり、ローズ化粧品との契約にも道江に文句のあろうはずがない。光が今までに稼いだ金は売上げの35%の収入八十五万円、今度の契約で三百十五万円、ご機嫌の道江からお礼にと百万円、しめて五百万円なり。ある日、道江の部屋に雪桜、春子、ナオミら、光に参っている連中を集め、彼は丸子を連れて乗り込んだ。大混乱の一同、中に割って入った光はポケットから写真を取り出し“これは僕の婚約者、奇病にかかった彼女をアメリカへやって手術をうけさせ、お陰で病気は治り今日帰って来ます。皆さんに儲けさせて貰った五百万円で借金も返せました。では皆さんご機嫌よう”と部屋を飛び出していった。

「日本一の色男」の解説

「続社長外遊記」の笠原良三が脚本を執筆、「青島要塞爆撃命令」の古沢憲吾が監督した“無責任”シリーズの第三作。撮影はコンビの小泉福造。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督古沢憲吾
出演植木等 団令子 草笛光子 白川由美 浜美枝 淡路恵子 藤山陽子 八代美紀 久里千春 中真千子 柳川慶子 園田あゆみ 京塚昌子 ハナ肇 由利徹 田崎潤 人見明 谷啓 清水元 佐田豊 犬塚弘 芝木優子 石橋エータロー 丘照美 村松恵子 細川隆一 瓜生登代子 桜井センリ 安田伸 広瀬正一
配給 東宝
制作国 日本(1963)
上映時間 93分

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最終更新日:2023-03-16 02:00:04

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