僕たちのプレイボール 作品情報

びくたちのぷれいぼーる

柊球児(小原裕貴)はアメリカのリトルリーグで野球をプレーする少年。だがある日、親の都合で日本へ帰国することになる。父の恒雄(吉田栄作)はかつてメジャーリーグの投手だったが、故障が元でマイナーリーグを転々とする生活を送っていた。見かねた母の加奈子(羽田美智子)は日本帰国を勧めていたが、恒雄はその提案を聞き入れず、とうとう加奈子と球児の二人だけが帰国することにしたのだ。親友ランディと翌年のリトルリーグワールドシリーズでの再会を誓って別れる球児。帰国後は同級生の勧めで“東陽リトル”という野球チームに参加する。だが、アメリカとの違いに馴染めず、チームの中で浮いてしまう。苛立ちから、チームメイトを叱責したり、コーチを差し置いて指導したりするうちに、エースの正道(中田晴大)たちと喧嘩に。その夜、アメリカのランディに電話してみるものの、感じていることを伝えられずに終わってしまう。そんなある日、女の子のチームメイト沙希(沢木ルカ)からお祭りに誘われる。会場で目にしたのは、神輿を担ぐ正道たちの姿。半ば無理矢理、担ぎ手に加えられてお神輿を一緒に担ぐうちに、次第に仲間たちとのわだかまりが消えていく。祭りの後、互いの思いを語り、心を通わせてゆく球児と正道たち。そして迎えた次の試合。エラーをした球児がベンチで落ち込んでいると、正道がそれを帳消しにするような特大のホームランを放つ。思わず立ち上がり、ガッツポーズをする球児。この試合をきっかけに結束を固めた東陽リトルは、ワールドシリーズ出場を目指して練習に打ち込んでいくのだった。その頃、アメリカの恒雄は新しいチームのある土地へ降り立つ。その場所は、リトルリーグのワールドシリーズが開催されるペンシルバニア州のウィリアムスポート。それを知った加奈子は、ある決意を胸にアメリカへ旅立つ。そして春。アメリカと日本でそれぞれのシーズンが始まる。

「僕たちのプレイボール」の解説

元メジャーリーガー新庄剛志がエグゼクティブプロデューサーを務め、リトルリーグの世界大会を目指して野球に打ち込む少年たちの友情を描く。100名を超えるオーディションで抜擢された小原裕貴ら少年少女の出演者に加え、「真夏のオリオン」の吉田栄作、「ジェネラル・ルージュの凱旋」の羽田美智子など、ベテランが脇を固める。リトルリーグ誕生70周年記念作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年5月15日
キャスト 監督三村順一
出演小原裕貴 吉田栄作 羽田美智子 江波杏子 沢木ルカ 原日出子 高田延彦 吉原拓弥 中田晴大 清水敬太 新田優一 鈴木佑弥 吉井克斗 秋元龍太朗 小坂涼太郎 荻原真治 土屋シオン ぜんじろう 吉井慎一 高須賀浩司 高橋光宏
配給 ゴー・シネマ
制作国 日本(2010)
上映時間 112分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「ミルク」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2010-05-22

ほとんどが無名の子供たちで、身近に感じられだれでもが 爽やかな印象をもって楽しめる映画です。親子で見に行けば 親子で話題に、仲間で見れば、話し合いができるきっかけに、夫婦で見れば、子供の成長とおきかえて思い出話や将来を話し合える。見る人によって意味ある映画です。東陽リトル12人の爽やかさと頑張りが見ていて気持ちよく、最後に流れる、彼等の成長記録のメイキングももっと見ていたいと思いました。

最終更新日:2022-07-26 11:03:33

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