鈍獣 作品情報

どんじゅう

なぜかすべてが相撲を中心に回っている田舎町ときわ。失踪した作家、凸川隆二(浅野忠信)を追って、彼の出身地であるこの町にやってきた週刊大亜の編集者、静(真木よう子)。連載小説“鈍獣”が明多川賞にノミネートされた凸川の行方が、数ヶ月前からわからなくなっていたのだ。ホストクラブ“スーパーヘビー”に向かった静は、そこで経営者兼唯一のホスト江田(北村一輝)、江田の腰巾着でダメ警官の岡本(ユースケ・サンタマリア)、江田の愛人でクラブのママ順子(南野陽子)、ぶりっ子ホステスのノラ(佐津川愛美)と出会う。彼らの口から出てきたのは衝撃の事実。ことの起こりは1年前。小中学校の同級生だった江田と岡本を訪ねて、凸やんこと凸川が25年ぶりに故郷に帰ってきた。だが、なぜか凸やんは昔のことをさっぱり覚えていなかった。その日、偶然にも岡本が週刊誌に凸やんの小説が連載されているのを発見。だが、その小説では、江田と岡本が最も思い出したくない過去がネタにされていた。それを知られてしまっては、町での立場がなくなる江田は、順子、岡本を巻き込んで凸やん殺しを計画。強力な殺鼠剤を混ぜた水割りを凸やんに飲ませる。だが、凸やんは死なない。それから連日、トリカブトの毒や自動車事故など、あの手この手で凸やん殺しはエスカレート。だが、殺しても殺しても、鈍い凸やんは全く気付かない。それどころか、却って元気になってニコニコと現れる。なぜ凸やんは死なないのか?一体何者なのか?そして、憔悴しきった江田たちが見たものとは……?

「鈍獣」の解説

少年メリケンサック」などで人気の脚本家、宮藤官九郎が舞台劇として書き下ろした作品を自ら映画用に脚色。「母べえ」の浅野忠信、「容疑者Xの献身」の北村一輝、「フライング☆ラビッツ」の真木よう子らが、殺しても殺しても死なない男を巡って騒動を繰り広げるコメディー。CM界で活躍する細野ひで晃監督長編映画デビュー作。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2009年5月16日
キャスト 監督細野ひで晃
出演浅野忠信 北村一輝 真木よう子 佐津川愛美 ジェロ 芝田山康 本田博太郎 南野陽子 ユースケ・サンタマリア
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
制作国 日本(2009)
上映時間 106分

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、3件の投稿があります。

P.N.「みぃ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2009-05-24

爆笑ではないですが、とてもおもしろいです。一人一人の演技が光ります。さすがクドカン。こんな脚本を正気で書けるのはやはり彼くらい。

最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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