夢のまにまに 作品情報

ゆめのまにまに

喪失と無念を経て未来へ託すメッセージ

映画の専門学校NK学院の学院長に就任した木室創は、妻と二人互いをいたわりあって暮らしている。それぞれが60年前の戦争の記憶を抱きながら。木室は学院への道すがら広場に立つ古木の瘤をなで、太い幹に寄り添うように休憩するのが日課のようになっていた。その様子を熱心にスケッチする女性も現れる。そんな日々の中、才能の片鱗を見せながら突然退学してしまった学生・村上大輔から木室に宛てて手紙が届く。

「夢のまにまに」の解説

映画美術の巨匠として日本映画を支え続けてきた木村威夫が、90歳にして長編監督デビューを飾った。監督の分身である主人公・木室の生きてきた道のりは、そのまま日本人のたどってきた歴史に重なる。核となっているのは悔やんでも悔やみきれない戦争体験の記憶だが、過去、現在、そして未来への思いが自由自在に紡がれて、映画ならではのダイナミックさを堪能させてくれる。見事に“老い”を演じる木室夫妻役の長門裕之、有馬稲子をはじめ実力派キャストを揃え、キーパーソンとなる教え子の村上大輔役にはミュージカル界で活躍する井上芳雄を抜擢。若い世代へ向けた死んではいけないというシンプルなメッセージが力強い。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年10月18日
キャスト 監督・原作・脚本木村威夫
出演長門裕之 有馬稲子 井上芳雄 宮沢りえ 永瀬正敏
配給 パル企画
制作国 日本(2008)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-10-21

本篇に出演ししている井上芳雄が小説家・小林多喜二を演じる井上ひさしの書いた音楽劇〈組曲虐殺〉を観劇した。多喜二の小説創作の秘密にも迫った舞台は,喜劇王チャップリンに変装して活動する場面も秀逸で泪を誘った。当時は無声映画の時代

最終更新日:2019-10-26 16:00:08

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